潰れない会社にするために…−2

業績係数管理を「会計事務所任せ」にするリスクは、実はかなり高く、会計事務所はすごい数のクライアントを抱えているのが現状です。

労働集約型の産業の典型であり、1社1社の現状に寄り添うにはマンパワーの不足が現実なのです。

もちろん信頼できる会計事務所もありますが、経営者はある程度の業績数値管理は、「潰れない会社にするために」に必ず必要なタスク(仕事)であると心得ましょう。

優秀な事務スタッフがおられ、管理は万全という会社においても、業績報告はまめに行い現状認識しておくことが必要なのです。

また、経営基盤を強化しておくことが重要です。

経営基盤の強化は「依存度を低くすること」が大切です。

お客様(客数・ファン数)を増やして、契約解除や営業失注のリスクを回避する。

仕入先や外注先も1社独占はリスクが高まります。多ければ良いというわけではありませんが、依存するのはリスクがあります。

見積もりや入札は極力避けて、信用と信頼で結ばれる仕入先・外注先は2社ほど(ひとつの事業につき)ネットワーク化しておくことをお勧めします。

最後に、人財を採用・育成することです。中小企業経営は、人が最大の資産であり資源です。

人を大切にしない経営は、いずれ淘汰されますし将来はありません。

日本の頑張っている中小企業(長期に躍進している企業)は、すべからく人財を大切にする(活躍する)経営に徹底しており、人件費が経営の目的として位置付けている企業もあります。

 

投稿日: 2019年12月3日 | 11:00 pm

潰れない会社にするために…−1

中小零細企業や個人企業(法人化されていない)が、倒産したり事業の断念をせざるを得ない状況を「経営の失敗」と呼びます。

経営は”儲けること”が成功ではなく、事業が継続していくことこそが成功だからです。

一部の会計事務所やコンサルタントが”儲けるため”の支援をしているのを時々見ますが、儲けることが経営の目的ではありません。

経営者は、”黄金の奴隷”になってはいけないのです。

まあ、それも価値観でしょうから、間違いということはありませんが…。

小生はそのような経営者や企業のご支援はしないようにしています。価値観が違うとパートナー・サポーターとして機能できないからです。

さて、残念ながら事業の断念を決断することを余儀なくされる原因を、経験から列挙してみます。

業績管理の現状認識が全くできていないことが、第一に挙げられます。

今現在の経営業績(売上、粗利、コスト、利益)が全く把握できていない。これは、人間が自分の体の血液状態を知らないことと一緒です。

貧血気味なのが、血液が全く不足しているのか、失血多量で瀕死な状態なのか…。

業績管理とキャッシュフロー(現金有高)管理は、3ヶ月先の先行管理が必須です。

難しいからとか(確かに、ある程度の知識は必要ですが)、面倒くさいからとか言って会計事務所任せになってしまうと、危険です。

本当にクライアントに寄り添った経営をされている会計事務所はいいのですが、そのような事務所は見たことがありません。

会計事務所も、AIなどに取って代わる業種として生き残るのに必死です。

投稿日: 2019年12月2日 | 11:06 am

中小企業診断士は稼げる資格である−5

中小企業診断士の男女比を見てみると、およそ9:1で男性が圧倒的に多いことが分かります。何度も言いますが、中小企業診断士は高収入が実現できる資格です。

男性が圧倒的に多い理由は分かりませんが、女性にも是非挑戦してもらい、困っている中小企業のサポートをしていただきたいと思います。

男性と違い女性特有のしなやかな感性は、中小企業の経営にきっと役立てることできるはずですし、喜ばれるはずです。

とある資料によると、中小企業診断士の年収は300万円〜700万円とバラツキが大きいそうです。

無理やり平均すると、500万円前後であるとか…。

サラリーマンの平均年収が420〜30と言いますから、それより少しだけ高いぐらいでしょうか…。

フリーとして独立し、現場型実地コンサルタントを自負する小生からすれば、中小企業診断士はもっと稼ぐことができます。

中小企業診断士が収入を上げていくためには、提供するコンサルティングサービスの価値を上げていかなければなりません。

価値は、お金で表現ですることができます。

クライアント様から、「こいつと付き合うと役に立つな」とか「こいつから手伝ってもらえれば、会社が成長するな」などと思ってもらえれば仕事になるわけです。

ときどき見かけますが、できもしないことを宣う経営コンサルタント。

コンサルティングではできもしないから、いざ仕事が始まっても効果が現れず、クレームにつながります。クレームですむならまだいい。

契約解除になると、せっかくのご縁が台無しです。

投稿日: 2019年12月1日 | 1:32 am

中小企業診断士は稼げる資格である−4

中小企業診断士(経営コンサルタント)は、受注(契約)が難しい仕事であると言えます。営業活動は極めて難しいからです。

とは言え、お仕事を頂戴していかなければ、生活していけません。ましてや、フリーランスの診断士や独立法人化している経営コンサルタントであればなおさらです。

よく「どうやったらクライアントを開拓できますか?」と聞かれることがあります。

この質問は答えに困ります。

なぜなら、「クライアントを獲得するテッパン手法などありえない」からです。

中小企業診断士や経営コンサルタントは、クライアントに増収政策・戦略(つまり売上を上げていくための施策)を提案しなければなりません。

その専門家が、クライアント獲得戦略を考案できないとは、”医者が、治療法が分からない”ということと同じではないでしょうか?

クライアント獲得のテッパン手法はありませんが、仕事のご縁を広げる方法はあります。

中小企業診断士(経営コンサルタント)も差別化(オンリーワン)戦略が必要です。

コンサルタントの商品は、経験に基づいた提案力や人間力・問題解決力です。ですから、課題解決するための”価値観”を打ち出す必要があります。

つまり、コンサルタントもコンサルティング理念(価値観)をフレーズ(見える)化ことです。

その価値観に経営者が共感してくれた場合、お仕事につながる可能性は高まります。

小生のコンサルオフィスは、「叡智を導き、人幸福の企業経営を支援する」を理念としています。

社名の”エイチ”はここから来ていて、常にこの理念に向き合っているか、自問自答しています。

投稿日: 2019年11月30日 | 12:27 pm

広告戦略について

今日は、クライアントと広告代理店のマッチングをしました。中小企業診断士は、コーディネーターとして様々な専門家とネットワークを持ち、課題解決に当たる必要があります。

ですので、紹介する専門家のスキルや人間性を診ておかないといけない。

今回は北九州のクライアント様を、佐賀市内の広告代理店に紹介(マッチング支援)しました。

広告業界は、この20年間で大変貌しました。インターネットという怪物の出現で、それまで4大媒体とされてきた価値が一気に下落しました。

小生が携わっていたラジオ業界は、そのあおりをまともにくらい、今では広告費の中のシェアは2%ほどだとされています。まさに価値の下落です。

しかし、4大媒体の中でも地上波テレビのインパクトはたくましく、未だに1/4ほどのシェアがあると言われています。

企業が広告戦略を展開する場合、よくよく戦略を練っておく必要があります。

広告手段は多岐にわたり、さまざまな立体的な展開が可能になっています。その分、選択肢も無限なのです。

広告代理店は、広告展開のプロなので、話を聞いてみることも大事です。ただし、その際はコンルタントなどの専門家を同席させましょう。

不必要な広告商品を平気で提案する、広告代理店もときどきあります。

瞬発力ある短期型広告戦略、時間をかけてイメージ浸透させる長期型広告戦略…戦略立案によって、使用する広告手段をセレクトしていきます。

また地域性やターゲッティングなども十分考慮しながら、戦略を考案していきましょう。

投稿日: 2019年11月29日 | 11:39 am

中小企業診断士は稼げる資格である−3

AI(人工知能)の急速な発展で、士業と呼ばれる職業の大半が失われるという見解があります。特に過去のデータから解を導き出すような仕事の士業は、かなりリスクが高まると言われています。

数ある士業の中でも、中小企業診断士はAIに変わることがない資格として位置づけられています。

理由は簡単。

クライアント企業の未知なる未来を、共にクリエイト(創造)していく仕事だからです。

クリエイト力は、AIが苦手とする領域です。

そして、中小企業診断士の最大の武器は”五感”だからです。このブログでも再三書いていますが、経営コンサルタントは、感覚(五感)こそがツールとなります。

五感は、現場型のコンサルティング活動において磨かれ、研ぎ澄まされていくのです。

中小企業診断士の試験で、マーケティングや経営戦略立案のための各種フレームワークを学びます。

過去の先人が研究・開発してきたフレームワーク(各種分析方法や戦略立案手法…ここでは詳細は省きます)。

フレームワークはあくまでも机上での立案ツールです。

中小企業診断士が、クライアントの課題解決を立案するときに最も大切なタスクは”現場での事実確認”です。

常に現場に赴き、起こっている事実を確認し、解決のための仮説を立てる。

その仮説を立証し、実践していき、また新しい施策を投入していく…これがコンサルティング活動です。

現場型のコンサルタントは、収入が高い。

机上の空論型コンサルタントは、クライアントから飽きられ見透かされます。結果、顧問契約の解除となる可能性が高いのです。

投稿日: 2019年11月28日 | 11:00 pm

人とファッションをこよなく愛します…1

「私たちは人とファッションをこよなく愛します」…この言葉は、大切なクライアント様の経営理念です。

この会社は、長崎市を本社に持ち、福岡・長崎に12店舗を展開するアパレル(セレクトショップ)企業・マレットメットといいます。

月に2〜3度の訪問支援をしている、とても素敵な会社です。

今日も店長会議支援のため、福岡市内に赴きました。

アパレル業界は、多分にもれず厳しい逆風にさらされています。企業の体質も、昔ながらの気合と根性で販売するという気運が残っています。

また、お洋服を造るメーカーも激減し、仕入先が集中してしまうこの業界は、差別化(オンリーワン)経営が難しい。

大手のアパレル企業が、軒並み苦戦している業界なのです。

中小のアパレ企業においてはなおさら…。そんな逆風吹き荒れる業界の中で、逆張り経営を徹底して実践し、躍進している会社です。

経営理念「人とファッションをこよなく愛す」というフレーズの意味はとても深い。

人財を心から大切にして、ファッションの素晴らしさを信じ、伝えていく…。その価値観にブレはありません。

理念経営は確かに難しい。特に販売会社にいたっては、日々の売上目標に捉われてついつい「目的」というものを忘れてしまいがちです。

現場(店頭)でいかに「理念と向き合った(理念を裏切らない)」販売をしていくか?

この命題に、皆で立ち向かっている素敵な素敵な会社です。

マレットマットでがんばっているメンバーとのご縁に心から感謝しつつ、これからもずっと応援していきたいと思います。

投稿日: 2019年11月27日 | 11:00 pm

人生は逆転できる…

『人生は逆転できる』この言葉は、親友であり戦友である中小企業診断士仲間の、てっしゅうさんが聞かせてくれた言葉です。

14〜15年前に、国家資格・中小企業診断士の資格試験に立ち向かった時からの友人の言葉。

この前、一緒に魚釣りを楽しんだ後、風呂に入りながら語ってくれた言葉。

何となく、小生の心に突き刺さり、抉って行きました。

「人生は逆転できる」…まさにその通りだと思う。

地方の放送局にサラリーマンとして勤務しながら、将来や今後の人生に悶々としていた日々。

33歳で挑戦をスタートした、国家資格・中小企業診断士。

最初は、クジラに挑むような絶望感しかありませんでした。難解な専門用語、難しい財務会計問題、幅広い試験範囲…。

紆余曲折がありながら、5年で取得・登録することができました。

この資格を取得して、本当に「人生は逆転できた」と思う。

そして、これまで社会人として様々な経験をしてきた日々が、今日の中小企業診断士(経営コンサルタント)という仕事につながっているのだと実感できます。

人にとって、幸せとは何か??時々考えますが、行き着く答えは「日々を愉しく生きること」だと思う。

そして、社会人としての幸せは何か??それは、「やり甲斐のある、愉しい仕事を全うする」ことではないでしょうか?

投稿日: 2019年11月26日 | 10:00 pm

中小企業診断士は稼げる資格である−2

中小企業診断士は、小生の大切なアイデンティティであると考えています。アイデンティティではありますが、職業は?と聞かれると「経営コンサルタントです。」と答えます。

そうです。中小企業診断士は、ただの看板。自分が何者かを表す「名称」です。

ただし、経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士のインパクトは強烈です。

高度な知性を要する、経営コンサルタントの知的蓄積とスキルを裏付ける説得材料となります。また、詐欺まがいの犯罪が、マスコミのニュースとなる「コンサルタント」も存在します。

国家資格・中小企業診断士は「自称コンサルタント」と一線を画す経営コンサルタントとしての、信用力にもなるのです。

中小企業診断士として収入を上げていくためには??様々な方策がありますが、理想は何と言ってもクライアントの経営参謀として、様々な課題を解決するミッションだと断言できます。

講演会やセミナーなどの収入源もありますが、講演会で稼いでいる経営コンサルタントは、かなり希少な存在です。

母校・法政大学経営大学院の同期生で、経営ジャーナリストとして活躍する女性コンサルタントがいますが、彼女こそまさにその理想像と言えます。

小生は、地を這うような泥臭いコンサルティング活動で、顧問先の経営課題を解決し、”いい会社”になるための支援家として活動している自負があります。

その仕事は、とてもドラマチックで刺激で、達成感と感謝感のやりとりが実感できる、とてもやりがいのある仕事です。

稼げる資格…中小企業診断士。事例を通じて、クライアント様とご縁をつくる手法を考察していきましょう。

 

 

投稿日: 2019年11月24日 | 9:23 pm

ブランディング戦略の落とし穴

中小企業が躍進していく秘訣は、ブランディング戦略にあると言っても過言ではありません。

ブランディング戦略の正体は、”こだわり”や”USP=他社商品にはない強み”を浮きだ立たせることにありますが、ブランディング戦略には大きな落とし穴があることに注意する必要があります。

ブランディングは、時間をかけてじっくりと創り上げていくことが必要ですが、ある時期を過ぎると一人で走り出していく傾向があります。

ユニークな取り組みや、輝くようなブランディング・シンボルにはマスコミも取り上げる傾向にあり、大衆の目が集中していくためです。

現代ような超情報化社会において、自ら媒体情報を発信していけるような環境では、なおさら”ブランディングの一人歩き”が加速しています。

ブランディングには様々な落とし穴がありますが、最大の落とし穴は「人財力が追いついていかない」ことです。

な〜んだそんなことか…と思うことなかれ!

ブランディング戦略を構築していくのは、ブロックを一つ一つ積み上げていくことに似ている、地道な作業です。

そして、このブロックを積み上げていく主人公は、人財そのものです。

注目されていた企業ブランディングが、メンバーの不祥事で一気に崩れ落ちる現象は、今までの歴史で繰り返されてきたこと。

特に中小企業は財力に限界があるため、ブランディング戦略は社運かけた一大戦略のはずです。

商品や企業ブランディング戦略を推進していくことは、人財力を上げていく施策を併用することが重要なのです。

投稿日: 2019年11月23日 | 6:02 am