緊急提言! 『生成AI時代の中小企業診断士像を考える』―1

Chat GPTに代表される生成A Iの発達は止まることを知らず…。

この先、中小企業診断士(経営コンサルタント)としての仕事を、今一度見直し、進むべき方向性を決める時だと思う今日この頃です。

仲間の診断士からもときどき…「この先、我々の立ち位置はどうなるのでしょう?」などという相談を受けます。

生成AIがいくら発展しても、数ある士業の中でも中小企業診断士は残る…。

そんなことが言われた時もありました。実際に、生き残りやすい士業であることは間違いないと思います。

しかし、それは条件付きです。

最近は「AIエージェント」が自動的に動き、必要なタスクを実行する…という動きも出ています。

そんな中…我々中小企業診断士(経営コンサルタント)もパラダイムシフトをし、行動を根本的に変えなければ生き残れない。

今回は、生き残りが難しくなる診断士像と題して、その筆頭に挙げられるモデルを考察します。

「オンライン依存型コンサルタント(中小企業診断士)」

中小企業診断士の生命線は、現場確認にあります。常に経営現場に“足を運び”、発生している現象を確認。その真の原因を仮説立てする…。

ここから全てが始める訳です。

したがって、現場に赴かず事実確認(もどき)をするような横着コンサルタントは、たちまちAIの餌食でしょう。

何よりも「裏付け」が薄くなるのです。

確たる裏付けがなく、仮説立てして、その解決策を提案し実行したとしましょう。

その際のリスクたるや、本当に怖い。財務体力に乏しい中小企業にとっては、死活問題となりかねません。

国家資格ホルダーである我々(中小企業診断士)は、その気概と誇りをもって“地を這うような現場型”コンサルティングを遺憾なく提供しましょう。

そこは、まだまだA Iが立ち入れない領域。

地を這うようなコンサルティングを展開していくためには、中小企業診断士の人間力(人格力)が決定だとなるでしょう。

いくらスキルが高くても、いくら高学歴でも、いくらクリエイトスキルが高くても、熱意に裏付けされた人間の持つ魅力には敵わない。

なぜなら、人間力こそ双方向コミュニケーションの源泉であり、信用・信頼獲得の核となる部分だからです。

コンサルティングは信用・信頼が大前提。そのうえに成立するもの。

したがって、三現(現場・現物・現時)主義に基づいた、泥臭いコンサルティング実行スキルが、今後の活躍を左右すると言っても過言ではないのです。

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