飲食店のメニュー開発は??

新商品開発と同様に、飲食店における新メニュー開発は商売上重要なポジションを占めます。

以前にも言いましたが、飲食店経営の公式は「(製造業(メーカー)+サービス業/2」です。

つまり、製造業の根幹(商品開発)とサービス業としての”おもてなし”を融合させて、バランス良くオペレートすることです。

では、メニュー開発で重要な考え方をお伝えします。

それは、「お客様が食べたいメニューより、お客様に食べさせたいメニューを開発する」というものです。

お客様に食べさせたいメニューには、その飲食店やシェフ、板前や料理人の”想い”がのります。

また、お店のコンセプトからブレないメニュー開発が可能となるのです。

実はそこが意外と難しい…のです。

ついつい、日々の業績(売上)に気を取られ、お客様が欲する商品開発に軸を置いてしまうと、商品の軸自体にもブレが生じます。

結果として、膨大なメニュー数になり、オペレーションにも悪影響。

原価も高騰し、廃棄ロスも増えます。結果として儲け(粗利益)が減少します。

そして、「何の店だろう??」という店舗コンセプトまでブレはじめます。そのブレは、もっとも避けたい「客離れ」という現象を招き、店舗力が衰退してくのです。

飲食店にとって、最大の敵は「客離れ」です。

お客様が来店されてこそ、サービスが生きるし、メニュー提案による客単価の確保も可能になります。

 

投稿日: 2019年3月19日 | 1:00 am

ご縁というもの…

経営コンサルタントとして、中小企業診断士として日々活動していると、不思議な縁というものを感じる時が時々ある。

昨日も、恩師のご縁で価値あるお仕事をいただくことができた。

”人と人とのつながり、絆は財産だ”ということを教えてくれた、放送局時代の上司。

この言葉の重みを、これからも心に落とし込む機会も多いだろう。

今日も、ご縁に心から感謝し、クライアントに喜ばれる、そして自分も嬉しい仕事をしたいと思っている。

投稿日: 2019年3月7日 | 10:58 pm

業績がいいからいい会社?否、いい会社だから業績がいいのだ!

表題は、最近の企業経営をウォッチする日々から行き着いている結論です。

業績がいいからいい会社…だとすると、業績(売上や利益)が経営そのものの目的となりかねません。

業績が目的となってしまうと、企業は様々な禁じ手に走りがちになります。

なぜなら、経営は時系列で動いています。

その年に良かった業績も、外部環境の変化に少なからず影響を受けるもの。

逆風の時には業績が落ち込みやすくなります。

落ち込んだ時に、目的として位置付けている業績のために、経営は禁じ手を使い始めるのです。

例えば、リストラと呼ばれる「ひときり」。今は、下手にリストラすると様々なペナルティがありますが…。

例えば、下請け企業や外注先への価格低下圧力。

外注先や下請け企業は、社外社員として位置付けて、大切にリレーションしていくことが望まれます。

自他共に認める「いい会社」を目指しましょう。

いい会社になれば、ひとが集まってきます。中小企業は人財が全てです。

いい会社になれば、外注先や下請け企業が、口コミで宣伝してくれます。つまり敵ができないのです。

いい会社の定義は、「関わる全ての人たちが幸せになる経営。とりわけ、自社社員とその家族の幸せを追求していく経営を実践する会社」です。

理屈は簡単。

自社社員が幸せはない会社が、お客様を幸せにして、商品をお買い上げいただくことはできないからです。

業績がいいから”いい会社”ではない、”いい会社”だから業績がいいのです。

投稿日: 2019年3月5日 | 11:41 pm

点でなく線でもなく、面で戦う多店舗展開

中小小売店が商売をするとき、業績が好調もしくは地域的な戦略により、2店舗目3店舗目を出店する場合が多くあります。

多店舗展開をする場合、個店での商売とはまったく違う「経営的考え方」を取り入れていく必要があります。

つまり、点でなく面で戦うというオペレーションの導入です。

もし、点のまま個店の裁量に任せてしまうと、経営上よろしくない事態を招きかねません。

そして最終的には、同じのれん(ブランド)で商売をすることが困難になり、独立や店舗撤退を招いてしますのです。

面で展開する経営で、もっとも重要なのは、「経営理念の共有化」に他なりません。

理念=事業の目的を統一し、そこから派生する経営オペレーションを展開していきます。

当然のこながら、経営理念が「儲けること」となった場合、その多くのオペレーションがうまくいきません。

そして、多店舗展開(2店舗以上)をする場合、定期的に価値観の共有を図る研修会を実施し、目的の確認をします。

また、月に一度の店長会議を実施し、課題の洗い出しと解決のためのディスカッション形式会議を実施します。

経営計画書は同じフォーマットで1冊にまとめ、各店舗が多店舗の状況を把握できるようにします。

よく目にするのが、業績が悪い店舗の店長が結果を締め上げられるという圧迫型会議。これは待った雨時代遅れで無意味です。

各店舗の課題には、経営全体(ブランド全体)で向き合い、課題解決策を考案することが大事です。

これこそが、「面で戦う」という意味なのです。

投稿日: 2019年2月28日 | 11:52 pm

待っていてくれる喜びと感謝…

今日の社用車での移動距離はおよそ250km。

佐賀市内を出発し、午前中は太良町で仕事。午後2時から諫早の医療機関で打ち合わせ。夕方から長崎市内に移動してクライアントの幹部会議。帰宅は22時半過ぎでした。

今週の動きといえば、昨日は終日島原。今日は太良町から諫早市内、そして長崎市。明日も島原市内。夕方に口之津港から船で渡り、天草市内へ。

明日は天草市内で終日会議。

明後日は福岡市内で社員研修です。

いや〜我ながら移動距離の凄まじさ。

しかし、「待っている経営者、幹部、スタッフがいてくれる」という喜びがあるからこそ、頑張れるんだとしみじみ思う今日この頃です。

経営コンサルタント(中小企業診断士)を人生をかけた仕事として選んで良かったと、つくづく思うのです。

長い長い移動時間(運転中)は、頭の中はクライアントの”次の一手”を考案する貴重な時間です。

一生懸命に考え抜き、のたうちまわって悩み、考えつくす…するとふと、提案アイデアが浮かんできます。

その時の高揚感(ワクワク感)は何事にも代えがたいのです。

投稿日: 2019年2月19日 | 11:55 pm

参画型社内プロジェクトで仕組みをつくる…

社員数が10名を超えた頃を境に、社内ではさまざまな仕組みをつくる必要性が出てきます。

自社の実態・現状に即した就業規則やガイドライン、社員の情報が共有できるITシステムなどもその一端です。

ルールやガイドラインは、諸刃の剣となる場合も多く、つくりすぎると社員のモチベーションを下げてしまう場合があります。

一方で、仕組みやルールが必要なことも事実です。

そこで、「社員参画型のプロジェクト」による仕組みや取り組みをお勧めします。

例えば、人財採用や育成プロジェクト、人事考課・評価制度プロジェクト、カイゼン委員会などなど…があります。

この「社員参画型プロジェクト」は、今までなかった仕組みができるという点以外に、さまざまな効果が期待できます。

もっとも有効的なのは、参画社員のモチベーションが上がり、結果的に人財が育まれるというものです。

複数のクライアントで、この「社員参画型プロジェクト」を推進支援していますが、かなり大きな効果が期待できます。

注意すべき点は、

①欲張ってプロジェクトを走らせすぎた場合、カイゼンがカイアクになるケースがあるということ。

②PL(プロジェクトリーダー)は、現場に近い幹部をあてること。

③経営首脳陣(社長、役員など)への進捗報告はこまめに実施すること。

④愉しみながらプロジェクトを推進していく工夫をすること。

などです。

投稿日: 2019年2月15日 | 10:20 pm

「仕事を愉しむ」社風(会社の空気感)づくりに着手せよ

何事にも言えることですが、愉しい(ワクワクする)ことには、大抵の人が没頭しますよね。

あなたの会社は、「仕事を愉しむ」という社風が醸成されていますか?

基本的に、仕事いうのは”愉しむ”ものだと考えています。

もし、愉しい(楽しい)と思って働ける仕事に就くことができたなら、それはとても幸せなことだと思います。

しかし、仕事を愉しむことは他者(自分の所属する会社を含む)がもたらしてくれるものではない。

仕事を愉しむ環境は、「自分で勝ち取る境遇」なのです。

ただ、社員が「愉しんで」働いてくれる職場環境と社風づくりは経営者の仕事です。

人財が経営を支えています。

人財が仕事を愉しみ、明るく、自主的・自発的・自律的に仕事に向き合う社風を醸成できたら、メンバーのモチベーションは高まり、結果的業績向上につながっていきます。

投稿日: 2019年2月14日 | 11:21 pm

中小企業診断士の実際 〜診断士はハートで仕事する

診断士のミッションは、「中小零細企業の課題解決を伴走型でお手伝いする」ことであると言えます。

当然、クライアントの現状課題について「感情移入する」ことが必要だと考えています。

感情を移入するということは、「クライアントの問題・課題を我が事として受け止める」ということです。

中小企業診断士がクライアントに寄り添うということは、そういうことです。

寄り添うためには”共感・共鳴”することが必要です。

コンサルタントは第3者なのだから、冷静に判断・提言するためにも感情移入は必要ない…という専門家(士業)の話を聞いたことがありますが、これは間違いです。

クライアントの現状に共感・共鳴しつつ、ニュートラルな立場からの判断・提言をする…これがプロではないでしょうか?

小生も、性分からかクライアントには感情移入しやすいですね。

何より”ハートのこもったハンドメイド・コンサルティング”を信条としています。

時には、経営以外の相談に乗ることもあります。けれども”それでいい”と思っています。

「町医者型診断士」という気概は、これからもずっと変わることはないでしょう。

 

プロですから、報酬は大切です。

ただし、報酬の額よりもハートを大切にすべきだと思います。

「このクライアントのお役に立ちたい…そこの社員・経営者をハッピーにしたい」…その熱い想いに突き動かされてこそ、中小企業診断士の真骨頂です。

投稿日: 2019年2月13日 | 11:57 pm

中小企業診断士の実際 〜診断士で収入を上げる−5

報告書(レポート)と企画書(コンサルティング支援提案書)をどれだけ策定したか?これは、診断士の収入額に比例すると言っても過言ではありません。

当然ですが、報告書は魂を込めて策定する。企画書は気合を入れて策定することが望まれます。

間違っても、他人が書いた企画書や報告書を”そのまま”引用したような猿まね書類は、プロの経営者に必ず見透かされます。

また、具体的な方策や効果(成果)がイメージできない企画書・報告書もダメ。

文字ばかりの”読まなきゃならない企画書”も素人です。

企画書や報告書は、できるだけ表やグラフ、図や絵柄(写真)を駆使して”見る”モノに仕上げます。

”下手な鉄砲数打ちゃ当たる”という言葉があるように、企画書をどんどん提案・提出すると仕事が決まる確率も上がっていきます。

そして最も大切なこと…それは時間単価設定です。

理想は、1日の収入が7万円〜10万円。1日5時間の時間関与として、時間単価14000円〜20000円が理想でしょう(もちろん、もっと高額な時間単価でご活躍の診断士もいらっしゃいます)。

もしも、1日のコンサルティングフィーを10万円として確保できたら、稼働日20日として月額200万円の収入が実現できます。

年間のコンサル収入は、2000万円〜2400万円ということになるでしょう。

小生もこの水準を目指していますし、実現可能な数字だと思っています。

その水準を実現するには、たゆまぬ情報収集・情報発信、そして何よりも”テマヒマかけたハンドメイド・コンサルティング”に努力することが必要だと断言できます。

 

投稿日: 2019年2月12日 | 3:00 am

魅惑のダマスクローズ 〜ローズテラス訪問にて

先日2月8日。佐賀市内の躍進企業「株式会社ローズテラス」様にお邪魔してきました。

この企業は、バラに関連した魅力的な商品を開発・卸販売を中心に事業されている企業です。

バラは、世界に2万種以上あるそうです。

中でもダマスクローズは「バラの女王」として古くから人々に愛されています。。

クレオパトラもダマスクローズを愛し、お風呂に浮かべたり、ベッドの周りに敷き詰め、香りを楽しんだとのこと。

ダマスクローズを蒸留して作られるローズオイル。化学合成香料では再現することが不可能で、今でもとても貴重な天然香料として大切にされています。

株式会社ローズテラスは、ダマスクローズの中でも最高級品のブルガリア産の花びらを使用したジャムや、ハーブティーなどを企画開発しているとても”美しい会社”なのです。

左から、ローズエキソシール(エキス)、ローズヒップ(果実)ジャム、ローズジャム(花びらのジャム)、ローズハチミツです。

それぞれを、贅沢にいただきました(笑)。

とても洗練されたやさしい甘さが、口の中に広がります。美味しいという言葉では、語れません。

メイン商品の、セイントローズもいただきました。

ん〜〜まさに「飲むバラ」です。とても魅力的な香りです。

「世界最高とされるブルガリア産のダマスクローズの花びらから抽出したローズエキスを使用。華やかで爽やかな炭酸飲料です」(ローズテラスHPより抜粋)。

 

大切な女性(ひと)や恋人に贈り物としていかがですか?

 

徹底的にバラの素晴らしさにこだわった商品群の数々。

佐賀県内の企業として、本当に誇らしい。ご縁に感謝です。

 

海外からも大注目の躍進企業として、これからも注目・取材していきたいと思います。

 

投稿日: 2019年2月10日 | 6:26 pm