ロマネコンティの真価

応援している企業に、唐津市城内にあるワインセラーカワハラ(川原酒店)という小さなお店があります。

店主(社長)と奥様、そして後継者の長女様の温かい人柄とワインに特化した品揃えが特徴のステキなお店です。

ご承知のように、ディスカウントストアや大型量販店の酒類の低価格販売戦略により、街中の酒屋さんは姿を消していきました。

そんな中、唐津市のワインセラーカワハラは独自の販売戦略と接客、何より地元に愛される人柄をウリにがんばっている”街のお酒屋さん”です。

店内を紹介しましょう。

店内は、ヴィンテージもののワイン・洋酒から手頃な価格のモノまで揃っています。

手に取りやすい旬のワインです。

マリリンモンローです。陶器入りです(ご興味ある方はお尋ねください)。

小さな小さなお店(企業)が生き残っていきためには、大資本の大型店舗とは違うフィールドで勝負することが必要です。

大型店舗が大きなクジラだとすれば、小さな企業(お店)は雑魚と言えます。

しかし、雑魚は雑魚の戦略・戦い方・生き残り方があります。

機動力を生かしたきめ細やかな対応、希少性の高い品揃え、温かい接客対応…。打ち手は無限です。

ワインセラーカワハラも、地域のレストランや飲食店と連携してワイン会を開いています。毎回盛況でリピートするお客様も多い。

唐津に来る機会があれば、ぜひお立ち寄りください。

ワインセラーカワハラ  847-0016 佐賀県 唐津市東城内15−9

TEL  0955-72-2228

このお店には、すごいワインが置いてありますよ。これです!

ロマネコンティ1985 No.8 6リットル。幻のワイン。

値段は税込37,800,000円!

 

投稿日: 2019年4月20日 | 11:33 pm

ビジネスマッチングという化学反応

コンサルティング手法の一つに、ビジネスマッチングというものがあります。

経営コンサルティングの本質は、「価値と価値を掛け合わせて新しい価値を創る」ことです。

ですので”クライアントの価値”と”ビジネス提携先の価値”とのマッチングは、新しい価値としての化学反応が起きる可能性を、大いに秘めているのです。

今日は、佐賀市内のものづくり企業のマッチング支援のため、糸島のものづくり企業に行ってきました。

マッチングの提案(提携先の探索、調査、コーディネート)は、経営コンサルタント(中小企業診断士)のミッションです。

今回は残念ながら、思い描いたような結果は出せませんでしたが、次の一手(候補先)を模索中です。

これまでもブランディング支援の過程で、ずいぶんビジネスマッチングをコーディネートしてきました。

マッチングにおいて最も大切なことは、品質や納期、価格交渉の落としどころなどではありません。

大切なのは”価値観の共有ができるか?”です。

当方が「徹底的にこだわったものづくり(高品質)でお客様満足度を上げたい」という価値観であった場合、先方が「品質よりも価格」という価値観ならば、マッチングは成立しません。

特に中小零細企業の場合、「高品質、高付加価値、高価格」の信念がブレずに共有できるかどうかがカギとなります。

投稿日: 2019年4月18日 | 6:00 pm

コンサルタントとしてのリフレッシュ法

多趣味を自負しているのですが、趣味の多さには意味があります。

コンサルタントとして、百戦錬磨の経営者と対峙するとき、話題の多さや知識の豊富さ、体験談などで心の接点が深まるからです。

プロコンサルタントとしてリフレッシュ法を持っていることは大事です。

小生の場合は、空手や読書、ギターやドライブ、釣りやアウトドア…など多岐にわたるリフレッシュ法があります。

何もかも忘れて没頭していると、逆にリラックスしているときにいいアイデアや提案内容が浮かんでくることが多いです。

とくに入浴中やドライブ中、読書中などにアイデアが浮かんできます。

ちなみに読む本はノウハウ書ではありません。くだらない本が多いからです。

圧倒的に小説が多いですね。特に頑張っている経営者の物語やノンフィクションはオススメです。

クライアントに対しての”次の一手”の提案内容や、コンサルティング提案企画書の内容など…。

コンサルタントはクリエイティブな発想が必須です。

クリエイティブな発想のためにも、いい趣味、リフレッシュ法を持ちましょう。

投稿日: 2019年4月17日 | 10:09 pm

中小企業診断士の営業力

前回に引き続き、中小企業診断士として”稼ぐ”という行為にスポットを当てたいと思います。

営業力は診断士にとって必要か…?これはどんな士業においても必要なスキルと心得ましょう。

問題は、この「営業力」を勘違いしているコンサルタント(診断士)があまりにも多いということです。

コンサルタントの営業力は、クライアントを言いくるめて(できもしないことを宣って)契約すること…と思っていると大間違いです。

中小企業診断士の営業力を数式で表すと…。

現場観察力(調査力)×ヒアリング力×執筆力(企画書)×プレゼン力=診断士の営業力ということになります。

掛け算ですので、すべてのスキルにおいて0点だと、合計力も0点ということになります。

つまり、バランスが大切なのです。

ひとつひとつのスキルについて、詳細に解説していきます。

投稿日: 2019年4月16日 | 6:00 am

稼げる診断士になるために…。

中小企業診断士という仕事は、士業の中でも最も稼げる(仕事の価値が高い)資格であると断言できます。

よく、「足の裏のごはんつぶ=食えない」資格と言われることがありますが、そんなことは絶対にありません。

要は、稼ぐ(仕事を獲得し、継続する)ためのハート、姿勢、熱意(エネルギー)が間違っているか?不足しているか?の差です。

経営コンサルタントの国家資格である中小企業診断士の仕事は、無限です。

既得権益がある他の法律系・会計系国家資格(弁護士や公認会計士、税理士、社会保険労務士…)に比べて、仕事の制限がないのです。

制限がないからこそ、強みなのです。

中小企業は、問題・課題の連続です。

ということは、課題解決ソリューションを提供する診断士の仕事は、それ自体とても喜ばれるものであるし、報酬をいただける貴重なものなのです。

よく、経営コンサルタント(中小企業診断士)として、稼げるテッパン手法があると勘違いしている輩を見ます。実際、悩んでいるプロコンも多いですね。

しかし、稼げるためのテッパン手法があると勘違いしているしているところが大間違いなのです。

大切なのは、クライアントを我が事として寄り添い、課題ソリューションのために伴走型で奔走する姿勢・ハート(心)です。

ハートを持ち得ずして、ノウハウばかり獲得しようとするコンサルタントは、エセコンであると心得ましょう。

中小零細企業の商品開発のように、コンサルティングノウハウを開発し提供することが、稼げる診断士になるための一番の近道なのです。

投稿日: 2019年4月15日 | 10:05 pm

コンサルティング契約書について想うこと

プロの経営コンサルタントである以上、仕事は報酬が発生していきます。

コンサルティングサービスは、ボランティアではありません。絶対に。

以前、ある経営者がコンサルティングサービスを、お金が発生しない”慈善活動=ボランティア”的な扱いをされていたので、即刻支援を停止したことがあります。

モノがないコンサルティングという仕事は、サービス業の最たるモノということができます。

会計事務所の関連コンサルティング企業に所属していたとき、そのトップは業績主義の輩だったので、契約内容には厳しい管理がなされていました。

独立して今日、丸4年が経過しようとしていますが、小生のコンサルティングサービスは”クライアント様からの要望がない限り”特別な契約書というものを交わさないようにしています。

4年間の間、クライアント側とトラブルになったことはありません(クライアント側の非常識な振る舞いで、損害を被ることはありましたが…笑)。

その振る舞いも、他のスケジュールを入れられなくなるという軽微なものでした。

小生が、契約書は特段必要ないと考えている理由は、”町医者型コンサルタント”を自負しているからに他なりません。

契約書でガチガチに縛ってしまうと、多様化する中小零細企業の緊急性のある要望に応えられないと考えるからです。

やはり、持ちつ持たれつの信頼ある関係性の中で、良好なコンサルティングサービスを提供したいと考えています。

また契約書が実際になくても、日本という国においては信用信頼という絆という”見えない契約書”で十分だと認識しているのです。

投稿日: 2019年4月14日 | 5:55 pm

中小企業経営学の真髄を極める…。

令和元年5月1日。小生のコンサルティングオフィスも第5期のスタートを切ります。

独立、フリーの経営コンサルタントとして4年間。ひたすら走り続けた印象です。

毎日繰り返される面談・会議・現場視察・打ち合わせ。この仕事は、とてもドラマティックで愉しい。

それは、中小企業経営が人間の営み、人間のドラマの集約として位置づけられるからだと考えています。

現地・現時・現物の現場型コンルティングを実践していく…これからもこの信念は揺らがないでしょう。

母校、法政大学経営大学院を修了して11年。

これからも、中小企業経営学の真髄を極めるべく、奔走したいと思っています。

 

今日、1年間のプロジェクト型コンサルティングを終了したクライアント様から、お礼のお手紙をいただきました。

このような心遣いをいただくと、この仕事をしていて本当に良かったと思います。

また、コンサルタント冥利につきます(涙)。

メンバーの皆様、こちらこそご縁に感謝です!本当にありがとうございました。

投稿日: 2019年4月10日 | 11:00 pm

新卒採用活動に思うこと

中小企業経営学は、人間学であると言っても過言ではないでしょう。

社長(トップ)の考え方、キャラクター、人柄が社風に反映されるからです。

ヒトの営みである中小企業経営は、ある一定の時期と規模を越えたら、新卒採用にチャレンジすべきだと考えています。

新卒学生の採用活動スタート期限が、年々早まっている今日。

中小企業にとっては、将来の基幹人財を育てるチャンスとなる新卒採用活動が、厳しい環境となっていくことは必至です。

最近では、大手企業(大企業)がインターンシップ制度を駆使して、大学生を早くから囲い込むような戦略も展開されています。

学卒新卒採用活動を推奨するのは、将来の基幹人財に育てることが、企業の成長を決定づけるからです。

採用活動は、決して”採用試験”ではないという信念を、中小企業ではブレずに持つべきです。

決してふるいにかけることを目的とした”試験”ではないということです。

中小企業にとっての学卒新卒採用活動は、「経営理念=価値観」とのマッチングの場であると位置付ける…。

小生の大切な大切なクライアント様から教えてもらいました。

航海に例えることができる中小企業経営にとって、企業とメンバーにとっての共通の価値観形成ほど大切な取り組みはないと考えさせられます。

投稿日: 2019年4月6日 | 11:31 pm

中小企業診断士(経営コンサルタント)として最も大切なハート

経営コンサルタント:中小企業診断士にとって最も大切なスキルは何でしょうか。コンサルタントの究極のミッションは、「クライアント企業を”元気”にすること」ですよね。

ここが、会計系の士業(税理士や公認会計士)と中小企業診断士の大きな違いであると、小生は考えています。

彼はどうしても、結果現象である業績について注力していきます。

売上がどうか?利益は出ているか?投資は健全か?…などなど。

それも大切なポイントであることには間違いはないのですが、経営コンサルタントである中小企業診断士は、クライアントが”いい会社”であるかどうか、に注目すべきです。

以前にも述べましたが、「業績がいいから”いい会社”ではない、”いい会社”だから業績がいい」のです。

クライアントを元気するために、必要なファクターは何でしょうか?

特別なノウハウでしょうか?

豊富な知識や経験でしょうか?

どれも、一番大切なファクターではありません。

中小企業診断士にとって最も大切なファクターは、マインドにあります。

”明るさとポジティブシンキング、そして不屈(あきらめない)の思考力”であると言えます。

日々死活問題として、経営に向き合っている中小企業の経営者。

尊敬すべき人たちに、向き合い対峙する時にノウハウや技術は二の次です。

「あんたといると何か元気が出てくるよ…」と言ってもらえる人格と人間的魅力が必要なのです。

 

投稿日: 2019年4月2日 | 6:59 am

業績至上主義の会社、人財至上主義の会社

業績至上主義の企業に所属していると、日々変化する売上や利益目標に目が行き、一番大切な”社員がイキイキと頑張る社風づくり”ができません。

以前所属していた会社(転職を3回経験。勤務した企業は3社)は、すべからく業績至上主義の企業でした。

業績重視の企業経営者は、”ヒトとりカネ”の価値観を持たれているような気がします。

このブログで何度も訴えていますが、カネはヒトが創り出す(稼ぎ出す)産物にしか過ぎません。

ヒトよりカネが大切だという経営者は、企業経営の舵取りを間違えてしまう運命にあります。

 

ところで、ES(社員満足度)とCS(顧客満足度)を同列で捉えている経営者もおられます。

やもすれば、CSがESよりも勝ると豪語する経営者(そんな税理士もいましたねぇ)もいます。

彼らの理屈はこうです。

CSが担保されていないと、お金が稼げない。お金が稼げないとES(社員満足度)が実現できない。だからCSが大切なのだ…。

ここでおかしいことに気づきます。

ESがカネで満たされると”勘違い”している点です。

ESというのは、「会社への帰属意識、仲間意識」「仕事自体の愉しさ」「経営者の人間的魅力」「会社の将来性」…などファクターは多岐に渡るのです。

研修会でそうブチまける税理士に対して、その話を怒りを感じながら聞いていた小生は、あえて反論することはしませんでした。

 

企業経営で最も大切なことは、社員を大切にする経営です、間違いありません。

人材を人財に成長させ、躍動する企業。

そんな人財至上主義の会社が、最終的には業績を向上させるのです。

 

投稿日: 2019年4月1日 | 5:00 am