学ぶということ…。

働き方改革が叫ばれる今日です。

真の働き方改革とは、愉しく働ける企業風土の醸成と、愉しく働くための個人努力の成果である、と以前に書きました。

個人の努力とは、当然のことながら仕事に向き合う姿勢や課題を解決していくスキルアップになります。

その努力をせずに、仕事かが苦痛だとかつまらないなどという方々を結構見かけます。

愉しくなければ仕事じゃない!

この主張はずっと変わらないと思いますし、愉しく働くためには、学ぶという行為が不可欠です。

人間は生涯学ぶ必要があります。

学ぶとは何か?単純です。

「知らないことを知る、その喜びも知る」です。

仕事と学びは切り離すことはできません。

学ぶことに向き合わなければ、愉しく働くことはできっこないのです。

投稿日: 2019年6月3日 | 6:00 am

”いい会社をつくりましょう”ーFantastic Companyへ

”いい会社をつくりましょう”という言葉…小生がセミナーなどで表題とさせていただいているフレーズです。

このフレーズは長野県伊那市に本社を置く、伊那食品工業株式会社の社是として掲げられている言葉です。

現場型経営コンサルタントとして、日々活動している時に、この言葉の意味を噛みしめています。

いい会社とは何か?よく考えます(セミナーではきとんと分析・定義してますが…)。

英語で言うと、Fantastic Companyだと考えています。

Good Company とか Excellent Companyということもありますが、もっとも躍動感や感動的なイメージを受ける「ファンタスティックカンパニー」という言葉がピッタリきます。

企業経営の目的は、儲けるためではありません、絶対に!

強いて言うなら、社是や経営理念に掲げた理想に少しでも近づく努力をすることです。

そこに働く人たちが、幸せに仕事に向き合い、価値を生む…そして物心両方の豊かさを得ること…です。

儲けているからといって、いい会社とは限らない。いい会社だから結果的に儲かるのです。

同時に、営業成績がいいからといって、いい社員とは限らない。いい社員だからこそ営業成績がいいのです。

ご縁があってお手伝いしている企業様には、”いい会社=Fantastic Company”になってもらいたと心から思いますし、それが中小企業診断士(経営コンサルタント)のミッションだと信じています。

投稿日: 2019年6月2日 | 9:18 am

顧問契約こそ診断士のミッションである

中小企業診断士として、プロの経営コンサルタントを生業とする場合、クライアントとの顧問契約を締結していくべきだと言えます。

自治体や経済団体からの委託事業や専門家派遣事業での収入も見込めますが、比較的低価格であることや、報告書の策定や提出が義務付けられている点など、拘束されることが多いです。

そして、やもすれば価値観が違う経営者への支援を強いられたり、経営改善計画書などもフォーマットが決まっていたりと、何かと不自由な点がストレスです(あくまでも所感です…笑)。

このような理由から、中小企業診断士としての仕事のダイナミズムは、経営顧問先支援なのです。

顧問契約での定例支援に入ると、クライアントの社外役員や経営参謀として、経営の舵取りに携わることになります。

そこには当然、大きな責任感が伴います。

同時に、経営者の参謀・サポート役を担うという意味で、権利も発生していきます。

スポットでの研修や期間限定のプロジェクト契約もいいのですが、必ず顧問として機能するような立ち位置を取りましょう。

顧問契約で支援すると、プロコンとして収入も安定していきます。

毎月の顧問計画による定期的な収入があればこそ、クライアントへの魂を込めた支援が実現するものです。

経営コンサルタントは、さまざまなタイプがいます。

しかし、国家資格ホルダーである中小企業診断士は、「町医者型」を追求するべきです。

支援の目的を「クライアントが儲かること」ではなく「クライアントがいい会社になること」という位置付けが最も重要です。

投稿日: 2019年5月27日 | 6:00 am

つかの間の愉しみ…

佐賀市内某所。昼過ぎ3時頃から、ただいまシーズンの手長エビ釣りに出かけました。

主に汽水域に生息する手長エビは、これから7月中旬くらいまでがシーズンです。

釣具屋さんに行けば、200円くらいで仕掛けも売っています。また、10gほどの砂虫を購入するだけで楽しめる、まさにローコスト・フィッシングなのです。

ポイントはこんなところです。このゴロタの間に、彼らは潜んでいるのです。

餌を沈めて、ウキの動きをじっと見つめていると…わずかに横動き、浮き沈みをし始めます。

頃合いを見て、ゆ〜〜〜っくり引き上げると…。

きました〜〜。小さな手長エビが〜〜〜!!

ピンボケがおしい〜〜。

こんどは、大型のオスがかかりました。

自撮りはむずかしいですね〜〜。それにしても、1時間ほどの釣りでしたが、本当にリフレッシュできました。

決して派手ではない、シブい釣りですが、これがなかなかハマる面白い釣りなのです。

ウキが沈んで、アワセを入れてビビビっという抵抗を見せる中、引き上げる時のドキドキ感はたまりません。

中小企業診断士、経営コンサルタントとして、仕事も趣味もとことん愉しんで人生を謳歌したいと思いますよね。

 

投稿日: 2019年5月26日 | 5:53 pm

志の航跡 〜仲間たちへのエール〜

このブログでは、中小企業診断士やプロのコンサルタントを志す仲間たちのために、少しでも気持ちの糧となるよう、体験談を綴っていきたいと思います。

この仕事を通じて、困っている中小企業のお役に立つ仲間が増えていくことを祈念して、体験・経験・培った価値観・ノウハウを赤裸々に語っていきます。

 

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平成18年8月。3回目の第一次試験チャレンジの日がやってきました。

さすがに3回目の挑戦です。模擬試験の結果は抜群に安定してきました。

この年、中小企業診断士第一次試験制度が大きく変わりました。

これまで「新規事業開発」という科目がありましたが、無くなっています。

そして、総合点数の満点が1000点から700点になりました。中小企業経営・政策科目中の「助言理論問題」が削除されました。

また、企業経営理論と中小企業経営・政策が100点満点になりました。すべての配点が100点になったのです。

科目別合格制度や、3年間で7科目合格制度が導入されたのもこの年です。

従来の総合6割合格も継続されました。

小生は、狙うのはもちろん総合点数6割の1発合格です!

 

会場は、忘れもしない昨年の屈辱感が詰まった西南学院大学です。

1時試験のカタをつける覚悟で乗り込みました…気合十分、気力充実です。

試験が終わりました。

その年、診断協会は模範解答なるものをインターネットで公開し始めました。

試験終了後は、終わった充実感で満たされましたが、やはり結果が気になります。

翌日は仕事をさぼり、ジョイフルで自主採点に入りました。

経済学…52点(う〜〜ん、まあ健闘した方か?) 財務会計…50点(ん、やばいかもしれんな…)

企業経営理論…74点! (OK!想定内) 運営管理…62点(切り抜けた!!)

経営法務…66点(よし!) 経営情報システム…82点!(よっしゃ!)

中小企業経営・政策…72点!(そりゃそうだろ!)。

合計458点。

3回目のチャレンジで、1次試験を突破できました。

国家試験は、自分自身との壮絶な戦いです。

すべてのエネルギーを試験対策に向けないと、合格という結果を掴み取ることはできないでしょう。

小生も、身を削る思いで中小企業診断士第一次試験に向き合いました。

本当ににつらい時期もありました。

自分のモチベーションを支えていたもの…それは「中小企業診断士になりたいという夢」。

困っている中小企業経営者のお役に立ち、自分自身も感動的で面白い仕事がしたい…というビジョン…。

一次試験合格の余韻に浸ってはいられません。

第2次試験の10月は目の前でした。

~to be continued~

投稿日: 2019年5月25日 | 9:30 am

中小企業診断士(経営コンサルタント)とコピーライター

コピーライティングスキルは、中小企業診断士として少しは持ち合わせたい能力(スキル)だと感じるこの頃です。

商品開発プロジェクトを推進していく際にも、ズバリと商品コンセプトをキャッチフレーズ化したりする場面があります。

ただ、このコピーライティングは、最終的には前回申し上げた様に「餅は餅屋」という専門家に依頼することがベターです。

素人感があるコピーは、やはり稚拙です。残念ながら…。

では、中小企業診断士(プロコン)としては、何をするか?

「大枠のコンセプトに込められた、開発者や経営者の想いをフレーズに変換すること」です。

そしてインパクト性のある、ユニークで面白いキャッチコピーは”腕のいい”コピーライターとの提携を推奨します。

小生も提携して、よく相談するコピーライターがいます。女性ですが、彼女のコピーライティングは、つくづく感心する出来栄えです。

特に、食品などは「シズル感」たっぷりなコピーを毎回創出してくれます。

中小企業診断士は、そんなブレーン、ネットワーク、提携先を日頃からチョイスし、リレーションを構築しておくことが重要なのです。

なぜなら、中小企業診断士(経営コンサルタント)はコーディネーターであり、プロデューサーであり、あらゆる場面で登場する課題ソリューションの専門家であるからです。

投稿日: 2019年5月23日 | 11:30 pm

中小企業診断士(経営コンサルタント)とデザイナー

経営コンサルタントという仕事は、つくづくクリエイティブ力が問われる…と感じる今日この頃です。

自分の直感や仮説、経験に基づくノウハウをいかに開発していくか?

常時、問題意識・課題意識を持つべきプロフェッショナルと言えます。

クリエイティブ・スキルこそ、他の士業の方々と差をつける重要なスキルファクターでしょう。

完全な未来創造型であり、クライアントから未来創造のお手伝いを期待されるのです。

クリエイティブスキルで勝負するという点では、デザイナーの方々と類似している点が多いと思っています。

違う点は、開発(クリエイト)したノウハウは、さらにグレードアップさせたり、カスタマイズさせたりすることで、他のクライアント様に役立てることができる点でしょうか?

ただ、ブランディング・マーケティング支援をクライアントで実行していくとき、デザイナーのヘルプやサポートは不可欠です。

「餅は餅屋」という言葉ある様に、それぞれの専門分野を結集して、ブランディングに向き合っていきます。

その際、ネットッワークを組む提携先のセレクトは留意しましょう。

「早い、腕がいい、ヒトがいい」この3つが必要条件です。

小生も、ブランディングメーケティング戦略支援の際に、よく相談するデザイナーがおられます。

彼は真摯に取り組んでくれるし、多様な相談に応じてくれます。

何より、現場に来てくれて同じ空気を吸いながら、情報共有や共感を求めてくれることに信頼感を持っています。

経営コンサルタントの連携先として、とっても重要な連携条件なんです。

 

 

投稿日: 2019年5月20日 | 11:00 pm

理論は所詮、理論である

例えば中小企業診断士として仕事をするとき、クライアントさまに助言・アドバイスを施します。

あえて指導という言い方はしませんが、支援・サポートいう表現がマッチするでしょう。

時々、経営者から「以前知り合った診断士(経営コンサルタント)の先生は、専門用語ばかり並べて、面白くなかった」ということを聞きます。

経営戦略やマーケティング学では、様々な理論やフレームワークが研究・開発されています。

時々、中小企業診断士や経営コンサルタントのセミナーにおいて、この理論やフレームワークの使い方ばかり説明される先生がおられます。

正直言って、毎日のように「切った張ったの勝負をしている中小企業経営者」の方々は、理論やフレームワークなどの話は退屈でしょうがないと思います。

それは、あくまでも戦略立案のためのツール(道具)にしか過ぎないからです。

そして、理論やフレームワークを一生懸命”説明”する経営コンサルタントも存在するのです。

中小企業経営者が、もっとも興味を持ってくれる情報は”生きたホットな情報”なのです。

つまり、実在する中小企業の成功事例や失敗事例。また、発展途上の企業の取り組みプロセスなどです。

理論は所詮、理論にしか過ぎない…。

これから中小企業診断士(プロコン)として、フィールドで活躍しようと考えている志高い仲間には、是非「失敗を恐れない大胆な戦略提案と実行支援による生きた事例」を経験されることをおススメします。

投稿日: 2019年5月18日 | 10:58 pm

愉しくなけりゃ仕事じゃない…

「仕事、愉しんでますか?」…これは、社員研修の時に参加者に対して必ず投げかける言葉です。

こういう話をすると、「仕事を楽してどうする?」という経営者や、「仕事は楽しいことばかりじゃない」という参加者がいらっしゃいます。

小生が主張する「仕事を愉しむ」というのは、”自分のミッションに向き合う愉しさ”や”課題を自ら解決していく愉しさ”のことです。

つまり、”仕事そのものをワクワクしながら取り組む”ことです。

社会人にとって、仕事をしている時間を約10時間とすると、1日のうち約4割を仕事に当てていることになります。

この時間を、愉しみながら取り組むことができれば、幸せな人生と言えますよね。

ところが、仕事そのものを愉しんでいる方々は、どれくらいいらっしゃるでしょうか?

逆に、仕事そのものが苦痛で、やりがいのないものだったら…実にもったいない時間の浪費ということになります。

この仕事を愉しむということ。

意外と自分自身の考え方や、努力の仕方、仕事への向き合い方で変わってくるものです。

マズローの欲求五段階説の最上位は、自己実現の欲求ですよね。

人間はの努力や価値を認められてこそ、最高の欲求が満たされるのです。

ということは、仕事を通じた努力や価値を、”自ら”高めていく必要があると思われるのです。

自分自身ができる「働く方改革」とは、”仕事を愉しめるよう向き合う”ということなのではないでしょうか?

投稿日: 2019年5月17日 | 11:30 pm

ブランドを決定づけるもの

よく商品ブランドや企業ブランド、ブランディングという言葉を耳にします。

セミナーなどでも、ブランディングの手法やノウハウを伝授する風潮のテーマで実施されていますよね。

中小企業の業績は、”ブランディング”によるもの…といっても過言ではありません。

では、ブランド決定づけるものは何でしょうか?

開発商品のパッケージデザイニングやコピーライティングでしょうか?または、広報展開や営業力を上げることでしょうか?

全く違います。

ブランドを決定づけるもの…それは”品質=クオリティ”に他なりません。

ブランディングというのは、”高付加価値・高品質・高価格”のことを言います。

商品でいう品質とは、お客様の期待を裏切らないハイクオリティです。

また、企業ブランドは”企業の品質”がそれを決めますから、企業の品質とは”人財力”に他なりません。

小生が、ブランディング戦略は”人財の成長が伴う”と主張するのは、その理由からなのです。

投稿日: 2019年5月16日 | 11:00 pm