人材の成長って??

中小企業経営の最強経営資源は、ヒト=人財であることは間違いありません。

ということは、”人を大切にする経営”こそが経営の第一義であり、とりわけ中小企業が目指すべき経営の姿と言えます。

クライアントのコンサルティング局面において、小生はよく「人(メンバー皆さん)の成長が企業の成長です」と言っています。

その主張に対して、「人の成長ってどういうこと?」という質問をもらいます。

なるほど、抽象的で解りにくいですよね。

人材の成長とは、「主体的に考え、能動的に計画し、積極的・具体的に行動」できるようになる…ことです。

「主体的に考える」とは、課題を我が事として向き合うことです。

「能動的に計画する」とは、自ら課題解決をスケジューリング化できることです。

「積極的・具体的に行動する」とは、前傾姿勢で、具体的な発言・アクションを起こせることです。

また、人材の成長に欠かせない意識は、目的意識・問題意識・価値意識の3つです。

目的意識は、「何のために?」という意識。

問題意識は、「これでいいのか?」という意識。

価値意識は、「何が大切なのか?」という意識です。

この3つの意識を磨き上げていき、主体的に考え、能動的に計画し、積極的・具体的に行動できるということが、人材の成長プロセスです。

当然のことですが、この人材の成長プロセス環境を整備することが、経営者の責務であることは間違いありません。

投稿日: 2019年7月1日 | 11:41 pm

人材を人財として見抜くスキル

経営者は、ある意味”人たらし”でなければならないと思います。

中小企業にとっての最大で最強、唯一無二の経営資源は”ヒト”であり、周囲にヒトが集まる経営者は事業失敗の可能性が低減します。

太陽のように、周囲の人間に対して温かみと恩恵を与えられる経営者は、本当にすばらしいと思っています。

一方で、どうしてこんな人財が幹部として登用されているのか?と疑問に思わざるを得ない、人事マネジメントも時々見ます。

以前所属していた会社にもありましたが、営業力のある人間(本当の営業力かどうかは甚だ疑問)が、リーダーとなっている事象。

販売会社においても、「稼げる=マネジメント力がある」では絶対にありません。

会計事務所や放送局などの知的産業ならばなおさらです。

マネジメントというのは、スタッフのモチベーションを上げることから始まります。

マネジメント力がある人財のスキルを、経営者は見抜かなければならない。

その人事戦略を間違うと、後々辻褄が合わなくなり、修正のための多大なコストと時間を要します。

経営者は、周囲の人から慕われ、リスペクトされ、信頼される必要があります。

同じように、マネジメント力を備えた人材の資質を見抜き、リーダーとして登用することに留意する必要があるのです。

投稿日: 2019年6月23日 | 8:55 am

コスト削減しか提案できないコンサルタント

会計事務所の監査スタッフ、税理士の先生方のありがちなコンサルティング風景。

経営者に対するアドバイスの際に、業績数値結果(財務諸表など)を見ながら、コスト削減を中心として話をすることが多くあります。

過去、会計事務所での勤務経験から、このような風景をよく見てきました。

なるほど、財務諸表を診ると販管費(販売費及び一般管理費)の中に、膨らんでいる勘定科目があります。

その勘定科目の削減を指南することは、至極当然なこととも思えます。

一方で、膨らんだ勘定科目の削減は、”だれでも言うこと”ができます。

これが、人件費ともなるとなおさら。

人権負の削減は、原則として「やってはいけない」戦略です。

戦略なきコスト削減は、企業の体力を奪います。

中小企業診断士として活動するならば、コスト削減の前に、増収(売上を創ること)を提案することです。

そして、高付加価値化戦略を提案することです。

一言で言うと、コスト削減提案は誰でもできます。

増収・高付加価値戦略の提案は、財務諸表などだけでは浮かんで来ません。

経営者との詳細な現状(強み、弱み、機会、脅威)ヒアリング、現場確認、スタッフの意識調査、商品・サービス調査などの現状認識作業によって浮かび上がるのです。

 

投稿日: 2019年6月22日 | 11:49 pm

セミナーのクオリティは熱意と具体例とユーモア

今日はコンサルタントの大先輩である、RE-経営(アールイーけいえい)の嶋田先生のセミナーアシスタントを務めました。

会場は福岡市博多区のリファレイン駅東、貸会議室です。

中小企業経営者から会計事務所スタッフ、社会保険労務士やプロのコンサルタントなど、30名を超える方々が受講されています。

テーマは、経営承継「可視化」戦略セミナーというものです。

今、中小企業経営の最大の課題「事業承継」を円滑に進めていくための計画書、戦略立案をSWOT分析を駆使して策定していきます。

この「可視化」ということがポイントで、見える化することにより、経営・事業のバトンタッチをスムーズにコミットメントするノウハウなのです。

それにしても、嶋田先生のセミナーはいつもながら面白い。

熱意あふれる話し方・訴求力。そして具体例に裏打ちされた説得力ある内容…。

今回も本当に刺激になりました。

仕事柄、様々なセミナーや講演会に参加する機会がありますが、正直言って眠たくなるような内容も多い。

セミナーは刺激と気づきをもらい、それを自らの事業に反映・投影させなければ意味がありません。

また、クドクドと抑揚のない話をされる先生のセミナーは、正直つまらない。

話の中に、ユーモアがあればなおさら面白いですよね。

まさにセミナーは熱意と具体的事例の提示、そしてユーモアがクオリティを決めます。

嶋田先生は、小生が新卒入社した時のコンサルファームにおける上司なのです。

当時の上司というのは、不思議なものでまさに「あひるの雛の刷り込み行動」。

経営している会社は違うのに、永遠の上司という感覚が拭えません(笑)。

嶋田先生、今日も本当に勉強させてもらいました。ありがとうございました。

投稿日: 2019年6月20日 | 11:40 pm

10年ひと昔…独立5年目の夏

令和元年のスタートである5月は、小生のコンサルティング・オフィス「エイチ・コンサルティング」第5期目のスタートでもありました。

あす、小生は誕生日を迎えます。この10年を振り返り、30代はひたすら走った時代のおかげで、充実した40代を過ごせている…と思うこの頃です。

独立したのは4年前です。

この4年間は、当初は苦しい時もありましたが、徐々にクライアント様にも恵まれ今日に至りました。

独立して本当に良かったと思っています。

フリーの中小企業診断士(経営コンサルタント)は、何から何まで自己責任です。

クライアントの未来を創るお手伝いをしている以上、自分の経験や知識・智恵、人脈をフルに駆使して、寄り添うことが重要です。

志高い中小企業診断士の皆様には、ぜひフィールドに飛び出して「困っている中小企業経営者」のために奔走してほしいと切に願っています。

よく、中小企業診断士は「喰えない資格」と言われます。

小生が資格挑戦する時も、「一銭にもならない資格を取ってどうすんの?」とありがたい(笑)言葉をかけられたこともあります。

断言しますが、どんな士業でも”何もしなければ”食えることはありません。

中小企業診断士は、”立派に食える資格”です。では、収入を上げて独立・自活していくには、どのような戦略を立案するか?が大切ですよね。

それに、企業内でぬくぬくとしている診断士に、毎日毎日「生きるか死ぬか」の勝負をしている経営者が仕事を依頼しますか?

小生が独立開業した理由は、「経営者と同じ土俵に立つべき」という信念があったからです。

独立5年目の夏を迎えました。

様々な趣味で、生きる愉しみを味わいながら、仕事でも中小企業の経営現場を思う存分駆け回りたいと思います。

投稿日: 2019年6月19日 | 11:57 pm

生涯就労時代の到来

中小企業診断士として活動していると、企業経営の最終目的は「人を幸せにする」ことだと実感します。

ヒトの中でも、とりわけ一番に来るのは「社員(無期・有期関わらず)」を幸せにすること…というのは恩師・坂本光司先生の言葉です。

小生も全くその通りだと思っています。

企業経営は、「お客様第一主義」の前に「社員第一主義」でなければならない。

なぜならば、社員が幸せでないと、お客様を幸せにすることなど到底できないからです。

人の幸せは、”働く”ということで実現できると考えています。

働き、人に接し、人に喜ばれ、自分も喜ぶ…これが生きているという証ではないでしょうか?

 

超高齢化社会の今日、我々40〜50代の人が、年金だけをもらいながら豊かで幸せな老後を送ることなどできっこありません。

人生の最終コーナーに入り、悠々自適な暮らしを愉しんでいくためには…?

本当に、向き合わなければならない命題です。

静岡県磐田市にコーケン工業という会社があります。

仕事をしているスタッフの年齢は、10代からなんと90代までの方々です。

コーケン工業には定年制がありません。働けなくなるまで働ける会社です。

当然、障害者の雇用にも注力しています。

4世代が頑張っている企業として脚光をあびる優良企業。こんな会社が、増えていけばいいなと思います。

これからは、まさに生涯就労の時代。

生涯にわたって社会に貢献し、収入を得ていく。その収入で幸せな老後を送る…こんな人生を目指したいですね。

投稿日: 2019年6月18日 | 11:00 pm

ハートフル(心のこもった)コンサルティング

経営コンサルタントとして活動していると、ついついクライアントの業績にのみ目が行きがちになります。

中小企業診断士(プロの経営コンサルタント)は、クライアントの業績責任を負うことはできません。

クライアントの業績は、経営者自身が負うべきで責任です。

プロのコンサルタントが担う責任は、”クライアントをいい会社にする”ことに他なりません。

ちなみに小生のコンサルティング・クレド(信条)は、「叡智を導き、人幸福の企業経営を支援する」です。

企業経営は、ヒトが幸せになる営みなのです。

稀に、成果主義でコンサル支援を依頼される場合があります。

このような依頼は、コンサルタントとしては勇気を出して断るべきです。

企業経営の成果(業績が成果とするならば)は、経営者自身の責任だし、コンサルタントは「クライアントの経営パフォーマンスを向上させること」だからです。

経営コンサルタントが、クライアントにできることは絶対的に限度があります。

しかしながら、様々な制約条件(時間や労力など)の中で、最大のパフォーマンスを提供することがミッションであり、コミットメントすべきことです。

経営の現場に寄り添った、ハートフルなコンサルティング支援を約束していきたいですね。

投稿日: 2019年6月17日 | 8:00 am

M&Aを生業とするコンサルタント

M&A(企業の合併と買収)の支援をしているコンサルタントや、コンサルティングファームがありますよね。

中小企業の事業承継問題が顕在化している今日です。

彼らの事業には、一定のリスペクトをしています。一定の…。

なぜなら、企業の売買を事業として成立させる場合、その責任はとてつもなく大きいモノがあるからです。

しかし、ただ買収の仲介をして手数料(フィー)だけもらい、後の支援をまったく実施しないコンサルタント(ファーム)も存在します。

この種のある意味ブローカー的な、M&A仲介事業を手がける企業が”経営コンサルタント”を名乗ること自体、至極迷惑です。

ただ儲かるからとか、困っている経営者(中小企業経営者)を食い物すべくM&A支援事業を手がけるコンサルタント。

はっきり言いましょう。

事業承継の一環として、M&Aのニーズは高いモノがあります。

しかし、M&Aを手がけた場合の、事業軌道化(合併後の事業安定化と社員の待遇整備など)を手がけないとコンサルタントの仕事ではありません。

企業とはモノではなく、生き物です。

そこに集う人間たちの思いが詰まった集合体である会社。

その会社を売買するという責任感を痛切の感じて、M&Aビジネスを手がけてほしいですね。

投稿日: 2019年6月16日 | 7:48 pm

企業(自社)のポテンシャルを計測する

中小企業にとって、生き残るためのまたは、ブランディング強化のための経営戦略立案は重要なファクターであることに、間違いはありません。

経営戦略はいわゆる未来創造型の処方ですから、立案の際には自社の現状認識が必要になります。

現状を正しく認識しなければ、正しい戦略が立案できません。

では、何を持って認識するか?が重要です。

目に見える現状(例:企業理念は明文化している)はさることながら、目に見えない潜在的な現状能力(ポテンシャル)の分析が大切です。

目に見えない潜在能力は、「企業理念はメンバーに正しく認識され、行動指針として浸透しているか?」などの内容です。

このポテンシャルを計測していくため、定期的に自社の現状認識を施すことをおススメします。

以外と経営者の認識と、現場現状がズレている場合が多い。

このズレを放置していくと、間違った戦略を現場投下して、せっかくの経営資源(最大はヒト)を失う機会損失を招きかねません。

ポテンシャル(潜在能力)分析の手法については、このブログで様々オープンにしていきますが、経営資源(ヒト、モノ、ジョウホウ、カネ)別に調査・分析することが重要です。

ヒトについてですが、不満店をあぶり出すような調査方法は、意味が浅いですね。

最大で最強の経営資源であるヒトのモチベーション具合はどうか?モチベーションを引き出すための社内体制はどうか?など、前向きでポジティブな調査項目を立案しましょう。

投稿日: 2019年6月15日 | 11:00 pm

ブームはチャンスかリスクか?

これから何(どんな事業や業界)が熱いと思いますか?…とは、創業相談などでよく聞かれる質問です。

これまで様々な事業が、ブームに乗りそしてブームが去って衰退していきました。

ボーリングや岩盤浴、カラオケもそうでしょう。

衰退していった事業でも、見事に生き残って利益を享受されている立派な事業者も存在します。

しかし、ブームを求める事業は「チャンスか?リスクか?」というと…。

様々な考え方があると思いますが、中小企業診断士の立場からすると「リスクです!」と断言できます。

事業を始める場合に、何をもっとも考案しなければならないか?というと、事業の目的(理念)です。

このブログで再三主張していることですが、「何が儲かるか?」でなく「何のために商売をするのか?」を軸にビジネスプランを考案することです。

事業の判断基準をスタート時点から「損得」にした場合、様々な経営判断の局面において「損得勘定」をしてしまいます。

結果、お客様やスタッフが離れていく結果になりかねない…のです。

また、ブームを追いかけるビジネスは、ブームが去った後の生き残り戦略立案が極めて難しい。

このような理由から、ブームはビジネス(事業)にとってリスクなのです。

投稿日: 2019年6月12日 | 12:46 pm