羅針盤 〜経営計画書なしに事業はありえない〜

コンサルタントして中小企業経営を支援していますが、単年度経営計画書がない、あるいは創っていない会社があまりにも多いですね。

中小企業はスタッフ・社員(家族以外)を雇った瞬間に大きな責任を負います。つまり、スタッフ(加えて家族)の人生を背負うという責任です。ですから、その瞬間に経営計画書を的確に策定して、マネジメントサイクルを実直に回してくことを要求されます。

小生は、中小企業経営を”小さな船”の航海によく例えます。

単年度経営計画書は、いわば航海(経営)の羅針盤です。羅針盤がないと、進むべき方向性が分からず、路頭に迷います。経営は課題の連続です。課題を解決していくことが役割です。もちろん、経営者には経営者の、幹部は幹部の、社員には社員の解決すべき課題があります。

経営計画書(羅針盤)を策定(用意)していれば、来たるべき課題をある程度予想できるのです。

経営者の皆さん、羅針盤は是非作ってください。できれば、幹部(少人数の場合は全スタッフ)を巻き込んだ、ボトムアップ型の羅針盤が望まれます。

トップダウンで作ると”やらされ感”を醸成してしまします。やらされ感は、モチベーションの低下を招き、いいことはありません。

モチベーションアップのツールとしても経営計画書(羅針盤)は有効なのです。

投稿日: 2017年1月16日 | 8:08 pm

新年会にて

昨晩は、空手道場の師範、保護者会役員を交えての新年会でした。

2月11日(土・祝)に開催される和道流佐賀県大会の内容打ち合わせのあと、師範のお誘いで賑やかな新年会となりました。

道場の子供たちの話や、和道流空手の奥深さ、稽古内容などについて大いに笑い合い、語らいました。

本当にたのしいひとときでした。

写真は、師範にご馳走になった甕入りの焼酎です。

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贅沢にも、古賀師範についでいただきました…。

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銘柄は、宮崎県日南市の京屋酒造・甕雫(かめしずく)という芋焼酎です。とろみのある奥深いコクと甘さ、とってもおいしい焼酎でした。

やっぱり、焼酎はロックが一番です。日本人で良かった…。

古賀先生、ごちそうさまでした。

 

 

投稿日: 2017年1月15日 | 10:48 pm

縁というもの

今日は熊本主張。クライアントの社長と未来の新規事業について、徹底的に作戦会議しました。

会議後、恒例の食事会。

尊敬する社長から、

「経営者に最も必要なもの…それは”覚悟”だ。”覚悟”があれば、どんな事態も受け入れられる。乗り越えていける。その事態が、導いたものは、縁・運命なんだよ。」と言われました。

ポジティブシンキングとはよく言ったもので、優秀な経営者は、常にプラス思考です。言葉は簡単でも実行は困難…ですよね。

けれども今夜の食事会は、鋭い助言として心に突き刺さりました。

全ての事象を、縁・運命と受け止め、次の一手を考える…経営者・コンサルタントの端くれとしていつまでも心がけたいものです。

 

投稿日: 2017年1月13日 | 11:52 pm

品質の本質 〜クオリティの本質は企業価値だ〜

品質(Quality)は、ブランドを決める根幹だと書きました。

では、品質とは何でしょうか?中小企業の基本戦略は、高品質・高価格・高付加価値戦略です。間違っても他社より”安いモノ”を揃えようとしてはいけません。価格競争は、中小企業がもっとも避けるべき環境です。

そこで、高品質を担保しなければなりません。お客様の期待を裏切らない絶対的な品質を。

品質の本質は、製品そのものの良さだけではありません。中小企業の経営資源は”ヒト”です。ですので、品質を構成するファクター(要素)は、製品そのものの良さはさることながら、人財力(スタッフ・社員の人間的魅力)こそが品質の本質と言えます。

中小企業は、人財力を含めた総合的な品質(総合的企業努力)で、積極果敢に挑んでいく覚悟と継続的努力が必要です。

 

投稿日: 2017年1月12日 | 6:26 am

ブランドの根幹 〜企業ブランディング確立のためのヒント〜

経営コンサルタントしての研究活動指針を、企業ブランディングの追求だと小生は位置付けています。このテーマはとても奥深く、おそらく一生かけても答えにはたどり着けないでしょう。

ブランディングという言葉を本当に意識したのは、法政大学大学院時代に小川孔輔先生の授業を受けてからでした。先生は、経営学におけるブランド研究の第一人者で、とても有名な先生です。先生の「井戸を掘れ!」という言葉は今も心に突き刺さっています。

「研究しても(井戸を掘っても)答えに行き届く(水が出る)かは解らない。だけど井戸を掘らないと答えはずっと解らない」という意味です。

中小企業ブランド論を研究して9年あまり。行き着いた現在の結論は、「ブランドは品質が決める」ということです。間違いのない品質、圧倒的に支持される品質、お客様を裏切らない品質…こういう極上の品質が、ブランドの根幹です。

よく、「ブランディングは広告が決める」とか「営業がブランドをつくる」などという言葉を耳しますが、それは間違い。

品質が根底にないブランドは、もっとも大切な「リピーター」というお客様を取り逃がしてしまいます。

究極のブランディングは、「営業などしなくても、ファンを創れる」とうクオリティ(品質)なのです。

では、品質とは???

次回で書きます。

 

投稿日: 2017年1月11日 | 8:00 pm

中小企業の経営資源 〜最強の資源は”ヒト”〜

経営資源という言葉があります。一般的に経営資源といえば、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」…という認識があります。

中小企業の経営者の中にも、もっとも大切な経営資源を「カネ」と認識してるような方々も見られます(実際、カネがあれば何でもできるという経営者もおられました)。

断言します。中小企業にとっての唯一無二の経営資源は、「ヒト=人財」です。

理由は簡単。「カネ」も「モノ」も「情報」も、人財が創り出す産物にしかすぎないからです。

中には、カネ(=業績)を至上主義として経営されている社長や、コンサルタントもいます。しかし、人財が育たない、すぐ辞めるなどの症状が出ている企業に「いい会社」などありません。

企業に集う人財が、イキイキと愉しさにあふれて仕事に邁進する…そんな企業が将来性豊かな企業というのです。

 

今日も、佐賀市内の小さな企業で終日経営会議に参画しました。その会社は、まだ本当に小さな小さな会社ですが、若い経営者(30代前半)に率いられ、とてもいい空気感がただよう会社です。

経営会議もあっという間で、とても有意義な内容でした。

そんな企業に携わると、コンサルタントになってよかったと思えるのです。

投稿日: 2017年1月11日 | 3:37 am

町医者型コンサルタントとして生きる

今回は、小生のコンサルタントという職業に対する価値観を発信したいと思います。

経営コンサルタントという仕事は、国家資格の中小企業診断士がなくてもできます。そうやって生業としている方々も大勢おられます。経営コンサルタントは、名刺に「経営コンサルタント」を記載さえすれば、誰でも仕事はできるのです。

 

経営コンサルタントにも、様々なタイプがあります。怪しげなコンサルタント(を名乗る)も知っています。

 

経営者の皆様、怪しいコンサルタントには本当に気をつけてください。ワキが甘いために、会社を食い物にされた社長もかなり見てきました。

「私は失敗したことがありません!」とか、根拠のない占いや運勢を武器とするコンサルタントは、かなりの確率で怪しい方が多いです。

 

こんなコンサルには気をつけよ!という話題は、小出しに書いていきますが…。

 

さて、経営コンサルタントは、ビジネスドクターという言い方をされる場合もあります。

中小企業診断士を誇りとする小生も、クライアント様のドクター(医者)的な存在でありたいとは思っています。「診断士」ですから。

 

では、どんなドクターが理想かというと…「町医者漢方医」です。

 

得意分野は持ちつつも、手間ひまかけて面倒を診る町医者、そして病気(赤字)にならないような体質づくりを支援する漢方医…少なくとも小生は、そんなコンサルタントでありたいと思います。

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投稿日: 2017年1月9日 | 5:36 pm

初詣

昨日1月8日、遅ればせながら初詣に出かけました。目的地は太宰府天満宮。

空手道場の受験生たちにお守りでも…と思いながら家族で出かけました。それにしてもこの時期の太宰府天満宮は、ものすごい人だかり…。

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絵馬もほとんどが合格祈願です。

学習塾のプレートをつけた大型バスも駐車しています。きっとやるべきことはやった…あとは神に祈るのみといった心境でしょう。

もしこの時期に太宰府天満宮に行かれる方は、早朝に行かれることをお奨めします。日が高くなるにつれ、大渋滞に巻き込まれ、手前2kmから30分以上かかることを覚悟してください。

 

ところで1月8日に、愛車(ラテ)の距離メーターが、信号で停車中めでたい数字を指している瞬間の撮影に成功しました(笑)。

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なんという偶然。そして今年はなんだか良いことがいっぱい起こりそうな予感がしています。

投稿日: 2017年1月9日 | 1:38 pm

今年の目標

2017年がスタートして1週間が経ちました。毎年のことながら、1年の52分の1がすでに過ぎ去ったと思うと、時の経つ速さに驚かされます。

歳をとればとるほど、時の流れの速さを感じていきます。

今年の目標は、仕事やプライベートなどでさまざまに設定していますが、特に趣味の幅を広げたいと密かに計画しているものがあります。

それは、”カヤックフィッシング”と言われるものです。

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もともと、釣りとシーカヤックは趣味としていましたが、それを同時に楽しめるカヤックフィッシングという分野に挑戦したいと思っているのです。

もちろんマイカヤックを購入することが目標です。

理想のスペックは、シットオン(カヤックの上に乗る)タイプ、魚群探知機やフロートも付いている贅沢仕様。色はエンジ。息子と二人で乗るため二人乗りです。

予算は、新品で15万円ほどかかりますので、プライベート貯金(へそくりですな)をこっそり貯めないといけません。

 

目標はあったほうがモチベーションが上がりますし、ビジョンがあるから頑張れる…企業経営も同じですね。

今年夏には実現したいものです。

 

投稿日: 2017年1月7日 | 7:49 pm

未来を描く… 〜志高き仲間へのメッセージ〜

経営コンサルタントとして独立開業してもうすぐ2年が経過します。

この仕事をしていることが、とても幸せですし、我ながら天職だなとつくづく思う今日この頃です。

よく、「川﨑さんは愉しそうですね。」と言われます。その通りです(愉しいことばかりではありませんよ…念のため)。ただ、明確な理由があります。中小企業専門のコンサルタント(中小企業診断士)を自負しているため、そのミッションは究極には「クライアントを元気にすること」だと信じているからです。

コンサルタントが暗いと、クライアントを元気にすることは絶対にできません!

今日も2件のクライアント様で仕事をしました。

1件は来期(3月〜)の事業計画策定。もう1件は、現状認識と直近の戦略立案です。共通点は「未来を描くこと」です。

コンサルタントの仕事は「未来を共に描き、新しい価値を創り出す」ことだと改めて感じた昨日でした。

 

投稿日: 2017年1月6日 | 3:25 am