人にやさしい会社訪問 with 坂本光司先生 〜田島興産株式会社〜

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平成29年6月8日(木)、佐賀にて坂本光司先生の講演会の日。佐賀市内の住宅関連サービス企業:田島興産株式会社さまに企業訪問しました。

「講演会前に会場近くの企業を訪問したい。どこか紹介できないか?」

坂本先生から相談を受けたのきっかけです。

今回の講演会に社員の皆さまも含めて、15名のお申し込みをいただいたことなどを思い出し、「きっと坂本先生の主張される経営に共感なさっている企業なんだろう」と思い、自信を持ってご紹介いたしました。

田島興産株式会社

佐賀市水ヶ江にある躍進企業です。

社員数約40名。住まいのホームドクターとして快適住空間の提案・改修・メンテナンスを手がけ、創業は大正11年。企業設立昭和36年以来、赤字を記録していないそうです。

田島広一社長は、法政大学出身とのことで坂本先生の後輩。小生の大先輩でもありました。

田島社長の、社員や取引先をとても大切にする企業方針や姿勢、理念を伺い、坂本先生をお連れしてよかった…と心から思いました。

 

ホームページを見てもらうと、とても清潔感あふれる企業であることが伝わりますよ。

http://www.tajimakosan.com/main/7.html

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佐賀の躍進優良企業、田島興産株式会社。

坂本先生を通じた、良きご縁に心から感謝です。

投稿日: 2017年6月11日 | 5:38 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 チームづくり

新商品開発に取り組む際、チームづくりは基本中の基本と言えます。

プロジェクトリーダーは最高意思決定権者に…

理想は、プロジェクトチーム(ピックアップメンバー制)として機能させることです。しかし、ここに落とし穴があります。

プロジェクトリーダーは、最高意思決定者(中小企業ならば社長)にしなければなりません。完全に独立した部隊として機能させてしますと、肝心のフェーズ(特に予算立ての時)にプロジェクト自体が頓挫します。

もしも社長がプロジェクトリーダーに就任しない場合は、最大限の予算も与えることがマストです。

ただでさえ、新しいことに取り組む時は、いつの時代もエネルギーや手間(時間)、そして組織的なアレルギーなどのしがらみが阻害します。

また、新商品開発は時間との戦いでもあります。同業他社(競合先)が同じコンセプトの商品を先に出してしまうリスクがあるからです。

プロジェクトを強力に、電光石火で進めていくには、旗振り役であるリーダーが、最高意思決定者であることがベターなのです。

 

チームづくりも慎重に…

チームは、構成ファクター(例:開発、マーケティング、生産など)ごとの構成員で取り組みます。開発→生産→マーケティングという一連のビジネスフローは、全体最適の取り組みだからです。

構成員は、それぞれのファクターに対して2〜3人がベターでしょう。

あまり多い人数だと、意見が出すぎて議論が進みません。短い時間でスピーディーに意思決定していくためにも、チーム構成と人構成人数は留意して取り組みましょう。

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投稿日: 2017年6月10日 | 9:43 am

新商品開発〜エイチメソッド〜 テクニックに走らない…

新商品開発は、経営方針において「R&D計画」として重要な位置を占めます。当然、経営方針書(小生は羅針盤と呼んでいますが)に詳細計画を策定すべきです。

ところが、新商品開発を小手先を駆使したテクニックで取り組んでしまうと失敗します。

 

テクニックに走るな新商品開発

いつの時代も、経営のあらゆるフェーズにおいて「目的:理念」というものが最重要ポイントです。

つまり、何のためにその商品開発を手がけるのか?そのプロジェクトがどんな価値を世の中にもたらすのか?などをメンバーに落とし込む必要があるのです。

商品開発プロジェクトは、先の長いマラソンレースのような取り組みです。しかも、エンドレス。一つのゴールをくぐるとそこはまた、スタート地点です。

よく中小企業の失敗例(取り組みの断念)で見られるのが、テクニックに走った新商品開発の取り組みです。

テクニックに走っている例…

短期的利益を追い求めた商品開発。

ディスカッションを深めない独断偏見で取り組む商品開発。

価格競争を意図した商品開発。

原価計算をしない新商品開発(意外と多いです)。

人任せ(スタッフや外部専門家)の商品開発 などなど。

 

ぜひ、失敗(断念)しないように「目的:理念」を明確にしたテクニックに走らない新商品開発を手がけてください。

 

 

投稿日: 2017年6月9日 | 11:45 pm

我が師の恩 〜坂本光司先生講演会〜

今日は恩師:坂本光司先生(法政大学大学院教授)を佐賀にお招きすることができました。

佐賀県プロフェッショナル人材戦略拠点事業の地域力活性化セミナーに、お越しいただいたのです。

お昼に佐賀駅までお迎えに行き、食事後企業訪問へ。訪問先は、佐賀市内にある住宅関連サービス企業:田島興産(株)様です。

その後15:00から約2時間。坂本先生の講演内容は、小生のコンサル理念を初心に戻してくれました。(講演テーマ:日本でいちばん大切にしたい会社になるための100の指標)

時に笑いがあり、毒舌があり、皮肉もあり、涙の感動を呼ぶ坂本先生の話。

経営は人(社員とその家族)を幸せにするためにある…。

10年前に初めて先生の授業を受けた時の感動をまた、味わうことができました。

坂本先生、ありがとうございました。

それにしても、田島興産(株)田島社長と坂本先生との懇談は、とても興味深く聞かせてもらいました。

立派な経営をされている企業が、佐賀市内にあること。本当に嬉しく思いましたし、坂本先生をお連れしてよかったと感じました。

田島社長、スタッフの方々も喜んでいただきました。

先生、またいつの日か佐賀にお越しいただき、お話をお聞かせください。先生とのご縁があって、本当に良かったと思います。

投稿日: 2017年6月8日 | 10:30 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 商品開発と経営ビジョン

先行き不透明な経営環境が続くこの時代。経営ビジョンを描かない企業も多いと感じています。

経営ビジョンは、未来像。すなわち3〜5年後の自社の姿を形式化(ビジュアル化:文章化・図式化)したものです。

当然のことながら、新商品開発の取り組みは経営ビジョンの中で描かれているのが理想です。

事業理念から経営ビジョン、そして経営政策のひとつである新商品開発という一連のロジックが貫かれていることが必要なのです。失敗しないためにも…。

新商品開発政策・戦略が途中で頓挫する要因として、理念やビジョンと外れたポジションでスターストすることが、往々にしてあります。

弊社が提唱するエイチメソッドでは、理念(目的)からビジョン(未来像の具現化)に至る一貫性を重視した新商品開発を提唱しています。

経営革新を巻き起こす、新商品開発は経営の根幹と直結し、連動した戦略実行として位置付けられると考えているからです。

投稿日: 2017年6月6日 | 8:47 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 メンバーの組織力

”ビジネスは何をやるかじゃなく、誰とやるかだ”という言葉を教えてくれた経営者がいました。

つまり、構成メンバーによるチームワークがその成否を決めるという言葉でもあると思います。

新商品開発のフェーズにおいて、メンバーの結束力は大きく影響を及ぼします。

エイチメソッドでは、議論をファシリテートして、チームによるディスカッションを通じた建設的意見を重視します。

メンバーが向いている方向性が違う場合や事業理念(想い)が合わない場合は、都度修正しながら進めていきます。

理念が合わないと、経営自体と同じで、商品開発プロジェクト自体が進んで行きません。仮に、進んでいったとしても完成度に支障が出てしまうのです。

商品開発のディスカッションは、喧々諤々おおいに結構。さまざまな意見が飛び交い、指摘しあい、ブレーンストーミング形式で進めていくべきです。

また、新商品が完成した時の喜びと達成感は、厳しい議論を経て得られるものです。

そしてまた、チーム力が固まり結束力が強まる…新商品開発は、組織強化にもつながる経営の重要な取り組みです。

投稿日: 2017年6月1日 | 11:44 pm

小さなお店の顧客戦略

街中の小さな商店が、顧客の囲い込み戦略を展開する際に、よくお勧めするのが、オリジナルのスタンプ・ポイントカードです。

今日は、唐津の川原商店に伺い、3時間ほど作戦会議を実施しました。

社長と後継者の長女さん、そして専門家の自分。すでに人間関係もでき、様々な建設的な意見が飛び交います。

経営の緊急課題に対して、対応策も話し合いましたが、今回のメイン議題の顧客囲い込み戦術の「ポイントカード」制作をじっくりと議論しました。

たかがスタンプ・ポイントカード、されどスタンプ・ポイントカードです。

制作の場合の重要ポイントを教えましょう。

①イメージデザインは、じっくりと議論し、できるだけシンプルに…。

良くないのが、表のイメージデザインがごちゃごちゃして逆にインパクトに欠けるカードです。

②カードのネーミングもオリジナル性を…

これも良くない事例は「◯◯(店名)のポイントカード」という普通すぎてイン泊にかけるものです。お店の特徴をじっくりと吟味して、オリジナル性のあるカード名にしてください。

③ポイント還元は、「損して得取れ」の精神で…

経営者からよく指摘されます。そんなに還元すると損してしまう、と。しかしポイントカードの目的は、客数の確保と増大です。還元率は5%くらいを目標にして面白い還元を立案しましょう。

④値引きや割引をポイント還元としない…

ポイントを還元するのは、値引きは避けましょう。値引きは粗利益率の低下を直撃します。プレゼントや他サービスなどの提供で立案します。

 

その他にもありますが、このあたりで…。

小さな商店にとって、顧客様の確保と増客は生命線です。面白いポイントカードを作って、囲い込み戦略の一助としてみてはどうですか?

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投稿日: 2017年5月30日 | 11:18 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 目的と狙い

新商品開発の目的と狙い

経営の施策として、経営革新の一環として、新商品開発は有効です。しかし、ただ闇雲に取り組んではうまくいかないし、失敗(挫折)してしまうケースが往々にしてあります。

弊社が推奨するエイチメソッドによる、新商品開発コンサルティングでは、「目的と狙い」を徹底的にディスカッション・共有していきます。

一過性のものとして新商品開発に取り組んでしまうと、失敗の可能性が向上します。また、目的の共有なしに取り組んでも同じです。

もしも、プロジェクトチームにより新商品開発に取り組んだ場合(このケースがもっとも多いのですが)、目的と狙いの共有化が最初の成否を分けます。

「経営理念」を考えた場合、理念は共通の価値観であり、同時に目的です。

新商品開発においても同じ。その取り組みの理念(価値観や目的)を共有し、組織に浸透させることが重要なのです。

投稿日: 2017年5月27日 | 10:30 am

”覚悟”というもの

経営者には覚悟が必要である…そう教えてくれたのは、熊本の社長でした。

今日は終日、その恩人の会社で経営革新計画に関する助言・コンサルティングで、熊本に赴きました。

その社長は、ヨットを生涯をかけたワークとされている方。

ヨットの航海も、経営はとても似ています。ヨットは、向かい風をうまく利用しながら前に少しづつ進んでいきます。

向かい風に抗いながら進むことはできませんし、追い風をまともに利用すると、思いがけないトラブルに巻き込まれます。

経営も様々な課題、問題、トラブルが付きまといますよね。それら全てを受け止めるのは、社長の仕事。必要なのはただ一つ。”覚悟”というもの。

覚悟を決めた時に、開かれない道はない…教えられたそんな考え方に、コンサルタントは経営者に教えられ、鍛えられるものだな…とつくづく思った今日でした。

投稿日: 2017年5月26日 | 11:42 pm

出会いに感謝 

唐津商工会議所にて、経営革新塾の第2回目講師を務めてきました。

我が家(佐賀市内)から約1時間15分。遠い道のりですが、今日は5人の新しい参加者とご縁がありました。

2代目経営者や後継者が多く、やはり現場からの脱却・成長を願う方々です。

以前にも書きましたが、経営革新を「経営改善」と取り違えている方もいらっしゃるようです。経営革新と経営改善は根本的に違います。

「革新」と「改善」が違うように…です。

革新は、「新しい価値を生み出す取り組み」と言えるでしょう。

改善は、今ある資源活用を見直し効率化を図る取り組みと言えます。

ただ、経営革新も新しい一歩を踏み出そうとする、意志ありきです。意志なきところに道は開けない!

意志を「価値」価値に変える…そんな取り組みです。

投稿日: 2017年5月25日 | 11:10 pm