冬のハウステンボス

今日は終日オフ。家族といっしょに長崎佐世保のテーマパーク:ハウステンボスに遊びに行きました。

HISが経営を始めてから、テーマパークのコンセプトもガラッと変わりました。

小生は19歳の時に、開園日に行っています。

その頃は、オランダの町並みを再現したテーマパークでしたが、今は様々な楽しい仕掛けを盛り込んで、来店客を楽しませてくれます。

だだっ広い園内を自転車で移動して、雰囲気を楽しむ方法が絶対オススメ。

隣接するヨットハーバーを眺めるだけでも、時間を忘れます。

ハウステンボスは、3月1日に新しいアトラクションがオープンするようです。

一人で楽しむレールコースター:疾風というアトラクション。

森の中を全長250mにわたり、ぶら下がった状態で高さ11mの位置から滑り降りるアトラクションだとか。

ぜひ試してみたい!

また、ハウステンボスは最近無人島も購入しています。

「何もしないテーマパーク」というコンセプトのリゾート施設にするそうです。

これも、移動式のホテルで島に上陸するというユニークな施設のようです。

小生の自宅から約1時間半。そんな近隣に素敵なテーマパークがあることに感謝しつつ、良い休日を送ることができました。

投稿日: 2018年1月21日 | 10:05 pm

オンリーワン戦略の確立は不変である!

どの業種、業態においてもとってはならないタブー戦略というものがあります。

その最たるものが、価格競争というものです。

中小企業が、価格競争をしてしまうと大手にかなうわけがありません。

街の精肉店や八百屋さんが、大手の食品スーパーやショッピングセンターなどにかなわないように…。

街中のパパママ電器ショップが、大手のディスカウント家電店舗にかなわないように…。

価格競争は、中小企業が最も避けなければならない。

では、どうするか?

高品質・高付加価値・高価格戦略で勝負するべきであり、いわばオンリーワン戦略・オリジナル戦略の確立が鍵を握るのです。

中小企業が提供するべき”商品”は、陳列しているだけでは売れません。

接客やPOPなどが必要であり、つまりプレゼンテーションが必要です。

 

できるだけ安く売ろうとされる経営者が多いですが、その気持ちは分からないではありません。

コンサルタントの中にも、低価格路線を提案する人もいます。

しかし、価格競争というものは麻薬みたいなものだと心得ましょう。

分かっていても、投下せざるを得ない戦略として、次から次に欲しくなっていきます。

オンリーワン戦略の確立こそ、中小企業が取るべき不変の戦略です。

投稿日: 2018年1月15日 | 11:45 pm

志の航跡 〜仲間たちへのエール〜

中小企業診断士という国家資格を取得し、登録活動し始めて、4月で満10年を迎えます。

この仕事と巡り合えたこと、コンサルタントして愉しく毎日、仕事ができることに心から感謝しています。

経営コンサルタントを生業としている人は、7万人とも10万人とも言われています。

中でも中小企業診断士を経済産業省に登録している人は、2万5千人ほどと言われています。

しかし、果たしてどれほどの人が、中小企業経営の現場で経営に貢献しているでしょうか?

ただ少なくとも、この仕事に興味を持っている潜在的コンサルタント希望者は、その数倍に及ぶと思われます。

中には、詐欺まがいのことを起こす人もいるこの業界。

志の高い仲間たちがフィールドに出て、困っている中小企業経営者のために、額に汗してもらうことを期待して、このブログでエールを送っていきたいと思います。

 

第1回目は、小生がこの仕事に興味を持ったきっかけを書きます。

経営コンサルタントという仕事に興味を持ったのは、21歳の頃でした。ちょうど大学2年生の頃です。

”こちら葛飾区亀有公園前派出所(通称:こち亀)”というマンガをご存知だと思います。

小生は小学生の頃からの愛読書でした。その第47巻に「両さんの繁盛記」という話が載っています。

ある売れない、閑古鳥の鳴く一軒の下町の日本そば屋を、主人公の両さんが日本一のそば屋に仕立て上げる話です。

将来、面白い仕事がしたいと願っていた小生は、「こんな仕事ができたら面白い!」と感動し、就職活動をコンサルティングファームに絞ったのです。

運良く、全国展開のコンサル会社に就職して、この仕事につくきっかけになったのでした。

この両さんの話。現在のコンサルティング活動における、さまざまなヒントをくれました。※興味のある人は読んでみてください。

そのコンサル会社は3年で退職。その後、地元佐賀県の放送局に転職、11年半にわたり在籍します。

放送局に勤務して7年経過した頃、中小企業診断士になるための受験勉強を始めるのです。小生33歳の夏でした。

〜to be continued〜

投稿日: 2018年1月14日 | 11:24 pm

我が経営コンサルタント論−3

先日、経営コンサルタントとして活躍されている先輩(元上司ですが)と新年会を楽しみました。

その先輩コンサルタントからは、会うたびに大きな刺激をもらいます。

上から目線で言われても、何の不快感も感じません。

それは、先輩のお言葉一つ一つが思いやりに溢れているからです。

身近に、そのようなホンモノの経営コンサルタントがいてくれるという、縁や幸せを感じます。

新年会の解散は、午前1時過ぎ。あっという間の、愉しい刺激的な時間でした。

 

経営コンサルタントの価値(腕前といってもいいでしょう)を図るモノサシは、特定のクライアントと長期間にわたり契約をしていることです。

また、コンサルタントも独立してフリーでいることがベターです。

会計事務所や大手コンサルティングファームに所属するコンサルタントは、所詮サラリーマンです。

中小企業の経営者に本当に寄り添うためには、同じ境遇(自ら経営するという環境)に身を投じる必要があります。

また、以前にも書きましたが「私は失敗したことがありません!」と宣うコンサルタントは要注意。

これはTVドラマの世界でしか通用しません。

そんなコンサルタントが、もし存在したら、自分で大きな商売したほうがいいです。

コンサルタントは神様ではない!

クライアントと一緒に、苦しみ、考え、のたうち回り、また喜び、笑い、感動する。

寄り添って、同じ目線で支えてくれる…そんなパートナー、応援者、旗振り役なのです。

投稿日: 2018年1月13日 | 11:45 pm

プライベートブランド商品開発のススメ

プライベートブランド商品(いわゆるPB商品)は、中小企業が取りうるオンリーワン戦略の重要なポジションを占めると小生は考えています。

例えば、飲食店の場合、メニューで提供しているオリジナルの調味料をパッケージングして販売する。

お土産屋さんが、オリジナルで企画した商品を開発して販売する。

他にも、アパレルショップや食品スーパーなどでもPB商品の開発は可能です。

このPB商品は、開発こそ負荷がかかりますが、完成すれば様々な効果が見込めます。

自社製造に成功した際は、高付加価値の実現につながり、粗利益が稼げます。

OEM供給で企画製造した場合も、販売すればするほど、広告宣伝効果が見込めます。

PB商品を作って、経営のパフォーマンスを上げようと思い立った際の方策をお伝えします。

①商品開発部(委員会でもOK)を編成し、かなり独立した権限を付与する。

②マーケティング部を編成し、販売(出口)戦略を(開発と)並走して立案する。…じつはこの販売戦略(つまりどうやって売るか?)を考案することは、商品開発成否の鍵を握ります。

③定期的な会議を開催し、同じく定期的に共同会議も開催する。…情報共有化を図る。

④各会議には、経営者(または決定権を持った役員)が必ず参画し、その場で素早い意思決定すること。また、責任者の所在をメンバーに対し明示する。

⑤各会議の決定事項を遵守・推進できるよう、マネジメントサイクルを回していく。

中小企業のブランディング戦略として、とても有効です。

チャレンジしてみませんか?

投稿日: 2018年1月12日 | 11:57 pm

事業計画書づくりはボトムアップ型で…

今日は福岡のクライアントさまにて、マネージャー以上の会議に参加・支援しました。

今月、決算を迎えるこのクライアントさまでは、月末に単年度経営計画書の策定研修会を一泊二日で実施します。

ご支援を初めてから、1年半ほど経過しますが、スタッフのモチベーションや意識などがとても高い、素敵な会社です。

さて、経営者の皆さま。経営計画書はお創りでしょうか?

単年度の経営計画書を、小生は”羅針盤”と呼んでいます。

企業経営は、航海に似ていると考えています。羅針盤なき航海は、暗闇を進むに等しい。

簡易的なものでもいい。経営計画書は必需品です。

ただし、経営計画書(羅針盤)=業績計画というイコールは成立しません。

業績はあくまでも、結果現象! がんばった証(あかし)です。

業績数値計画だけの計画書は、”羅針盤”とは呼べないのです。

経営計画書の内容は、重点行動計画(アクションプラン)の策定が主役です。

業種業態によって、策定項目は変化しますが、横軸に時系列、縦軸に行動計画項目を切り、ガントチャート風にして策定しましょう。

また、羅針盤は”読む”ものでなく”見る”ものです。極力、キーワードを使用してダラダラとした文章を書くことはナンセンスです。

さらにいうと、経営者がトップダウンで策定する経営計画書は、全く意味がありません。

可能であれば、会議・研修型によるボトムアップ・アウトプットスタイルで策定していったほうがいいです。

主体的、積極的、能動的に考えて、自分たちで計画書を練る…その仕組みがスタッフを育てるのです。

投稿日: 2018年1月9日 | 11:36 pm

会計事務所のブランディング戦略

これからの時代、急激に変革の波を受ける士業において、会計事務所(税理士法人含む)はその最たる業界と言えましょう。

AIの発達によって、そのあおりをモロに受けると考えられます。

小生も6年間にわたり、会計事務所に所属していましたが、これからの業界を鑑みた時、業界における経営革新の必要性を感じます。

では、どうしたらいいか?

会計事務所のブランディング戦略を考えてみましょう。

ブランディングといっても、TVCMを放送したり、かっこいいホームページを作ったり、オフィスをおしゃれにしたりすることではありません…念のため。

また、最新の会計ソフトを導入した”きれいな試算表や決算書”もお客様は求めていません。

それも、もちろん大切なことかもしれませんが、労働集約型業界である会計事務所は、クライアント(顧客)に接している監査スタッフがブランディングの鍵です。

仕事柄、様々な会計事務所と触れ合いますが、「ここはスゴイ!」という事務所はごく少数です。

”これからの会計事務所(税理士法人)”は、監査スタッフの提案力でブランディングすべきです。

かなりの確率で、監査スタッフが”暗い””陰気””提案できない”という事務所を散見します。

これでは、クライアントを元気にすることなどできません。

”未来を作るお手伝い”と理念は掲げても、監査社員が根本的に”暗い”とブランディング戦略は打つ手なしです。

「監査スタッフの明るいコンサルティング(提案)力」が会計事務所のブランディング戦略を左右します。

 

投稿日: 2018年1月8日 | 11:02 pm

ヒトが集まる会社、集まらない会社

人材不足で困る…という相談も多い今日です。

人口減少時代のこれからは、人材が採用できずに倒産する、あるいは廃業に追い込まれる企業も多くなります。

どうすれば、ヒトが集まる会社になるか??よく経営者から問われる質問です。

しかし、情報化社会の今日、企業やお店の評判などは電光石火で伝わっていきます。

そこで、ヒトが集まる会社になるためには?

「いい会社になること」です。

いい会社とは何か?はっきりしているのは、給料が高いだけではないということです。

一昔前と違い、人財は報酬のみを求めません。

仕事の面白さ、楽しさ、やりがい、仲間意識…人財の働く価値観は実に多様化しています。

未だに、給料が高ければヒトが集まる…という妄想をお持ちの経営者もおられます。

確かに、お金(報酬)につられて入社してくる人材もいるでしょう。

しかし、人材は人財へと育み、長期的に頑張ってもらう体制を作らないと全く無意味です。

投稿日: 2018年1月7日 | 10:21 pm

料理店(居酒屋、レストラン)のブランディング戦略

冬は特に暖かい食べ物が美味しい季節ですね。

鍋やヤキトリ、鮮魚など。日本人に生まれてよかった〜〜と思うことがよくあります。

最近、居酒屋やレストランなどの飲食店から経営相談も増えてきました。今回はそのブランディング戦略について書きたいと思います。

以前、飲食店経営の公式は「製造業+サービス業÷2」で表されると書きました。

その考えには変わりありません。

料理店のブランディングには、「絶え間ない商品(メニュー)開発」「日常を忘れるような極上の接客サービス」が大きく影響します。

つまり、「美味しいか?」と「居心地がいいか?」に左右されるのです。

料理の品質は、「見せ方」も大切。その料理のウンチクなども重要な要素です。

お店の雰囲気が良くても、接客サービスが悪ければ台無しです。

美味しい料理を提供できていても、クリンリネンスができていなければお客は離れます。

また、人間の味覚は思ったほど正確ではないし、一定ではありません。

料理の見せ方や、盛り付け、器の美しさなど多様な要素で変化していきます。

 

料理店のブランディングというと、お店内の雰囲気やテイスト、デザインなどを指すと勘違いしてはいけません。

その勘違いは、短期撤退・閉店というリスクを増大させます。

もっとも大事なのは、他の業種とおなじく「品質=クオリティ」です。

クオリティは、料理の美味しさだけではない。接客やクリンリネス、雰囲気作りや演出、メニュー表の書き方など多くの要素で構成されているのです。

投稿日: 2018年1月6日 | 5:25 pm

ヘアサロンのブランディング戦略

明日は成人式。ヘアサロンでおしゃれして出かける新成人も多いことでしょう。

そこで、ヘアサロン(美容室、理容室…)のブランディング戦略について持論を述べたいと思います。

ブランディングは、店舗コンセプトに基づく”イメージデザイン”がそれを左右すると思われがちです。

とくに、ヘアサロンは”おしゃれ”なイメージは必須。しかし、おしゃれ感の演出だけでは、当然のことながらブランディングは成立しません。

 

点でも線でも、面でもなく立体的な取り組みであるブランディングは、イメージデザインだけでは到底完結しないのです。

ヘアサロンは、労働集約型産業の典型である言えましょう。その意味では、コンサルタントに近いものがあります。

経営コンサルタントが、ブランドイメージだけで高付加価値化が不可能であり、ヘアサロンでも同じことが言えます。

つまり、構成員(ヒト)の高付加価値化・高価格化がブランディングの鍵を握ります。

小生の通うヘアサロンでも、毎回同じ人に依頼します。”ウデ”もさることながら、その話題の多さやユーモア、接客、サービス…総合的に見て、その人でないと髪を切ってもらおうとは思いません。

ですので、ブランディング構成要素のもっとも大きい部分は、”ヒトの魅力向上に特化した総合的クオリティ(品質)”ということになります。

また、ヘアサロンは何のために利用するのか…というお客様目線での探究も必要です。

答えはさまざまあると思いますが、もっとも大きなファクターは一言で「生活のリフレッシュ」ではないでしょうか?

では、そのリフレッシュを求めているお客様に対し、高付加価値なサービスを提供するには…?

そこに、ヘアサロンのブランディング戦略施策展開のヒントがあるのです。

投稿日: 2018年1月5日 | 11:28 pm