コミュニケーション研修

今日は、福岡の大切なクライアントに赴き、「コミュニケーション力向上研修」を実施して参りました。

毎度のことながら、参加するスタッフの真摯さ、新鮮さ、まじめさに対し、こちらも誠意をもって研修プログラムを提供しました。

とても充実した、愉しい1日でした。

プログラムは、当然ですがクライアントの現状に即したオリジナルのものです。

他社や異業種との集合研修では、提供できない深いプログラムを組めたと思っています(自画自賛…笑)。

本日のメインプログラムは、「部課長ゲーム」というワークです。

このプログラムはとても面白い。

情報伝達の難しさ、大切さ、そして情報共有のためにもっとも重要なポイントがゲーム感覚で学べます。

参加者諸君は、とても真剣に取り組んでくれました。

改めて、スタッフ研修はインプットとアウトプットをバランスよく組み立てたほうがベターです。

「説教型」「一方通行型」の研修は、内容自体も愉しくないものになります。

幼い頃、”勉強”というものが愉しいなどと思ったことは一度もありませんでした。また、それがあたりまえと思っていました。

しかし、今日は違います。超情報化時代の今日、企業は”最終で最大の教育機関”であると言えます。

であるならば、社会人としての学びの場である「研修、勉強会制度」は、スタッフが愉しく学べるような工夫が必要です。

圧迫型・説教型の訓示研修は、もはや時代遅れです。

そのことを改めて認識した1日でした。

 

投稿日: 2018年4月20日 | 11:40 pm

冒険者たち−7 〜若きチャレンジャーたちの旅路〜

2ヶ月ぶりに、再会しました。2月25日のLIFT COFFEEオープン以来の再会です。

今日は、約2ヶ月ぶりのプレス戦略会議でした。

複合型ビジネスとして再出発した、株式会社プレスの若くも頼もしい仲間たちです。

衣料プリント事業の「PRESS」、おしゃれなカフェ「LIFT COFFEE」、ストリートダンススタジオ「カルペ ディエム」の各事業が一つの会社「株式会社プレス」として誕生しました。

各事業がそれぞれの事業採算を狙い、計画し、実行していきます。

今日は、オープンして約2ヶ月の予実PDCAをディスカッションしました。

いつの時代も、何の商売でも、お客様目線はとても大事です。

お客様側からしたら、その行為・接客・接遇は、満足して頂けるものなのかどうか?

お客様満足度が、低減していくほどもっとも起こってはならない「客離れ」が起きてしまいます。

客数が商売のバロメーター。もっとも回避すべきは客離れです。

 

今日の会議は、どうやったらたくさんのお客様に来店いただくか?(お客様の数をどうやって増やしていくか?)

どうやったらお客様に満足頂けるモノ・コトが提供できるか?を主軸において、振り返りと今後の対策を話し合いました。

 

会議は、空気感が大事です。発言できないような、圧迫感のある会議は全くの無意味です。

その点、プレス戦略会議はとても和やか。しかし、厳しい指摘や反省点も正面から向き合います。

また、カフェ事業「LIFT COFFEE」では、新しく新卒のニューフェイスも仲間に加わりました。

しっかり発言してくれて、とても頼もしい仲間がまた加わっています。

 

おしゃれなカフェ「LIFT COFFEE」、ダンススタジオ「カルペディエム」、衣料プリントショップ「PRESS」は、佐賀市呉服元町2−15「ON THE ROOF」内にあります。

ぜひお出かけください。

 

投稿日: 2018年4月17日 | 9:07 pm

やっぱり客数だ!何と言っても客数だ!

売上の算出公式 売上=客数×客単価で、増やすべき着眼点は客数だと主張しています。

客単価というのは、いわば”お客様の財布の中身”ですよね。

財布の中身は限界があります。

経営の基盤が、客数からもたらされる売上や利益であることは、疑いのない理論です。

また、少数のお客様に依存した売上構成は、とてもリスクが付きまといます。

お客様のなんらかの事情で、取引停止となることだってあります。

逆に、分散型の顧客構成を作っている場合は、ひとつの取引先が無くなっても他の取引先を創ることも可能です。

B to Cビジネスの場合は、特に大勢のお客様を囲い込んで、ファン化することが、安定経営の前提と言えます。

商売は、長期的視野に立ち、決して短期的な利益に囚われず、ブレることなく一人でも多くの、1件でも多くの取引先を創り出すこと…これが最も大切です。

特に中小企業は、価格競争を回避した戦略をとる必要があり、価格ではなく、つながりや絆でお客様と関係祭を築くことが重要です。

 

投稿日: 2018年4月16日 | 11:29 pm

営業力は、リーダーシップ力か?

販売系の会社や営業系の業種に、よくよく見られる現象。

営業成績の良い、また販売力あるスタッフが、店長や支店長としてマネジメント職についてしまう残念です。

以前所属していた会社(会計事務所内)でも、実際に体験した現象です。

リーダーシップに求められるマネジメンント力というスキルは、営業力や販売力と必ずしも一致しないのです。

会計事務所に勤務していた頃に体験しましたが、その上司は営業力を自慢していました(本当に営業力があったかどうかは甚だ疑問)。

その上司が求めることは、自分も仕事が獲得できる(営業力)のだから、部下にもそのスキルを求めすぎて、萎縮したチーム雰囲気を醸成していまう失敗です。

リーダーシップというマネジメントスキルは、”売る”力とイコールではないのです。

そういう人事オペレーションで失敗(組織崩壊)した事例は、かなりの確率で見られます。

投稿日: 2018年4月13日 | 11:53 pm

天草出張 〜新入社員研修会2018〜

一昨日から、熊本上天草に出張しました。大切な大切なクライアント企業の新入社員研修会ならびにコンサルティング支援のためです。

普段、佐賀市内に在住している小生にとって、月に1度の天草地方出張は、とても新鮮です。

何と言っても、九州有数の観光地。

風光明媚とはこのことでしょう。天草五橋を渡る時の、気持ちの高揚感はいつ来ても大きいものがあります。

天草五橋の1号橋は、現在新しい橋が完成工事中です。

開通日は、今年5月20日に決定した様子です。

 

さて、今夏の出張はクライアント企業の個別新入社員研修会のお手伝いでした。

研修は、1ヶ月おきに3回を実施しています。第1回目は、3月に実施。

今回は、第2回目の研修でした。

第1回目の研修テーマは、「社会人としての基本的思考・行動」です。また、今回第2回目のテーマは、「想いを伝える」です。

2回目の今回、新入社員諸君の成長を改めて確認できました。

とても18歳とは思えないような、考え方・発言の仕方、態度・姿勢です。

小生の18歳だった頃と比べるべくもない。何も考えず過ごしていた、自分の若い頃を振り返り、恥ずかしいくらいです。

今回研修の内容は、「コミュニケーションの難しさと重要性」「自分の想いを整理して組み立てる」「自分の想いをプレゼンテーションする」などを意識したものとしました。

新入社員諸君の態度や学ぼうとする姿勢は、とても立派だでしたし、彼・彼女たちとのご縁をこれからも大切にしたいと思いました。

これから縁あった若人が、社会人として立派に成長し、その将来に幸あれと願わずにいられません。

投稿日: 2018年4月12日 | 11:50 pm

指導か?支援か?コンサルティングの価値

経営コンサルタントいう仕事について、のべ13年経過しました。

放送局時代も含めてさまざまな経営者、中小企業を診てきましたが、コンサルティングの本質や真髄を、これからも追求していきたいと改めて感じています。

コンサルティング活動を現場で展開していて、つとに思うことは、コンサルティングは「経営指導ではない」ということです。

指導という言葉は、何らかの道を極めた人間が、その道を極めようとする人間に物事を教授すること…を意味します。

小生は、経営コンサルティングは、「支援」だと考えています。

経営指導という言葉を平気で使うコンサルタントは、はっきり言って信用できません。

経営という無限の活動には、正解という概念はなく、「正解を教える」指導は経営コンサルティング活動にはそぐわないのです。

支援は、いわゆるサポートのことです。

サポートは、経営者・そこに集う人間の営みである経営の実態に、寄り添わなければできません。

経営のさまざまな課題解決にベクトルを合わせて、ともにのたうち回り、ともに深考し、ともに解決策を考察する。

また、時には一緒に解決策を実行する。

このような活動を、経営コンサルティングというのです。

また、指導的なコンサルティング活動は、継続しない傾向があります。

経営環境が不透明な今日、また超情報化社会の今日は、経営手法に鉄板ノウハウなど存在しません。

「こうすれば儲かります」とか「こうすれば絶対うまくいく」などの断言は、できないはずなのです。

 

 

投稿日: 2018年4月9日 | 9:47 pm

商売の成功と失敗

インターネットで溢れているセミナー案内に、「成功を導き出すビジネスの鉄則」や「商売を成功させる法則」などの文言を見たことがありませんか?

中身をよく見たことがないし、参加したことも全くありませんので、よく知らないのですが、おそらくここに出てくる「成功」という言葉の意味は、「儲ける」という言葉とイコールのような気がします。

誤解を招かないように断っておきますが、小生は経営は「儲けなければならない」と考えています。

しかし、経営とは「儲けることが目的ではない」とも考えています。

改めて主張します。経営の成功は「儲けること」ではない。

経営の成功は、「その商売(経営)がずっと続くこと」なのです。

一時期1億円の利益が叩き出せたとしても、数年後にその会社が無くなっていまう…このような現象は、商売の成功とは言えないのです。

 

では、経営の失敗とは「成功」の対義語ですから、事業が途中で止まってしまうこと…です。

 

ある年は数千万円の利益が出た、またある年は1億円の赤字だった…というような凸凹経営よりも、「1万円の利益を10年続けています。働くスタッフはみんなイキイキと働いています。」という低空飛行でも安定している経営の方が健全なのです。

 

投稿日: 2018年4月7日 | 11:21 pm

小規模企業持続化補助金の策定戦略

平成29年度補正予算、小規模企業持続化補助金は発動されています。

小売業、卸業、サービス業(宿泊業、娯楽業、製造業は20人以下)5人以下のスタッフを擁する小さな企業(個人企業の可)に対して、経済産業省(管轄は日本商工会議所、窓口は地方の商工会、商工会議所)からの販促費を含めた補助金を付与するという制度です。

毎年、2回ほど発動されているこの制度は、販管費の捻出にさえ苦労する小規模企業にとってとてもありがたい制度と言えます。

ただし年々、回を増すごとに採択率が低減しているようです(30%ほどと言われています)。

しかし、提出しなければ可能性はゼロ。

限りなく採択されやすいような策定書類を策定し、該当企業は提出・挑戦をお勧めします。

小生も、プロとして書類策定の支援をしていますが、策定にはコツがあります。

以下、アドバイスです。

①策定資料は、行間をあけて読みやすく(見やすく)仕上げましょう。

②補助事業計画欄は、分かりやすく、何のために資金が必要なのか?を明確にしたキャッチコピーライティングを意識しましょう。

③補助金対象経費という的を留意して、使用意図を明確にしましょう。

④できればビフォーアフターの写真やイメージ図を添付して、審査員が精査しやすく仕上げましょう。

⑤締め切り10日くらいには計画書を仕上げて、早めに郵送しましょう。

 

ちなみに、この制度は商工会議所の推薦書類が必要です。

担当職員と良好なリレーションを構築して、できるだけ丁寧な助言支援を受けるようにしたほうがいいです。

 

今回の補正予算は、締め切りが5月18日(金:当日消印有効)です。

採択発表予定は、7月中旬とのことですよ。

投稿日: 2018年4月5日 | 11:55 pm

会計事務所の悲哀 〜プロ意識の欠如が崩壊を招く〜

勤務経験から、このブログで度々、会計事務所のあるべき姿やこれからの革新の方向性について書いてきました。

会計事務所は、本来、「財務コンサルティングを切り口として、クライアントの経営課題に向き合うこと」がそのミッションであるはずではないでしょうか?

ところが、最近この会計事務所は「なってないな…」と正直に思うような事例に遭遇しました。

 

毎月の顧問料をクライアントが支払っているにもかかわらず、試算表の納品をしない(遅れるというより、納品し・な・い…です)。

クライアントから、質問や相談の電話連絡。メール連絡をしても、レスポンスがすこぶる(信じられないくらい)遅い(というより、レスポンス自体がない)。

クライアントの確定申告自体を怠っている(これはある意味、税理士義務違反ではないでしょうか?)。というより、個人の所得確定申告手続きをしていない。

電話連絡して、クレームを言っても、言い訳ばかりで水掛け論。

 

以上は、最近実際に遭遇した最悪な会計事務所の事例です。

 

同じ、経営の専門家、プロとしての気概と誇りはないんですかね?

 

 

経営コンサルティング(クライアントの未来を切り開く支援をする)プロは、クライアントに限りなく寄り添う”心(こころ)”が不可欠です。

損得勘定ではない、善悪判断に基づいた、暖かい支援が必要です。

その覚悟と、誇りを持てない専門家は、早急にステージを降りてこの業界から消えた方が身のためです。

投稿日: 2018年4月4日 | 9:25 pm

会議は同じ空気環で。

移動費や時間の短縮を意図して、テレビ会議などを導入する中小企業があります。

本来、会議の意義というのは、”情報の共有化”だけではありません。

情報の共有化だけの理由で、テレビ会議などを導入するのであれば、シェアメールなどの手段で十分なはずです。

会議の意義は、志を同じくするということですから、同じ空気環の中で実施するのがベターです。

テレビ会議などが、出現した時には画期的な方法として脚光を浴びた記憶がありますが、思ったより導入する企業が少ないのは、そういう理由からでしょう。

ブラウン管を問い押した意思疎通では、”想い”は伝わらないのです。

単なる打ち合わせや、ショートミーティングならまだしも、大切な意思決定を伴うディスカッション型の会議においては、同じ空気を吸いながら、同じ気持ちを共有しながら進めていくことが重要です。

特に中小企業においては、コミュニケーションの根幹は、心の伝わり方に集約されます。

時間や移動コストをケチって、本来大切にしなければならない”想いの共有”が実現できないと、テレビ会議自体がカイアク活動…ということになるでしょう。

投稿日: 2018年4月3日 | 11:54 pm