中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【61】

【中小企業診断士の成長プロセス 〜診断士のリサーチスキル その2〜】

駆け出しの中小企業診断士が、最初に身につけて欲しいスキルが、「リサーチスキル」です。正しい診断の上に、正しい処方箋が成立します。このリサーチスキルから導き出される「仮説」が浮かび、仮説を地道に検証・実行・改善していくことが、経営コンサルティングの実際なのです。

したがって、中小企業診断士として独立したいと考えたら、まずはリサーチツールを開発してみてください。

簡単ではありません。もちろん、独自開発が難しいと思う方は、書籍から引っ張り出してきてもいいでしょう。いろんなノウハウ書がありますから。

ちなみにですが、僕も駆け出しの頃は、ビジネスノウハウ書を参考にしたことはあります。当時の上司は、書籍のノウハウをそのままパクるといった愚行をしていました。プロとして恥ずかしいですよね。

プロはできるだけ、自分でノウハウを開発するものです。

さておき、リサーチツールの開発ヒントを紹介します。

リサーチツールは、多岐にわたるツール開発が可能です。経営資源別の魅力度測定リサーチ(診断)「人財」「商品」「財力」「情報」。

小売店ならば、「立地」「VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)」「競合店」リサーチ。

卸売りならば、「営業力」「在庫・回転率」「バイイング」リサーチ。

製造業ならば、「開発力」「製造工程」「原価管理」リサーチ。などなど…。

ツールの種類は多岐にわたります。50項目ほどのリサーチポイントを考案することが理想です。ですが、最初は10ポイントでもいい。

五感を研ぎ澄ませて、観測すれば仮説は浮かぶはずです。

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