中小企業が最も儲かる戦略は?

コスト削減は限界がある…。これは中小企業経営の常識です。よほど、無駄遣いをしていない限り、コスト削減は難しいのが中小企業経営です。もちろん、資金管理(コストマネジメント)は必要でよ。

ときどき、我が社の業績状態から目を背けて、人任せ(税理士やコンサルタント依存)にする経営者を見ます。このような経営者に限って、自社の財務状態が火の車…という現象が少なくない。

そんな、資金管理姿勢がゼロの経営者は、社員の人生を背負う責任はありませんから、さっさと事業を畳んだ方がいいと断言できます。

さておき、販売費及び一般管理費(以下、販管費)削減は限界がありますから、利益を叩き出すための最も優先すべきは、「売上額を上げて、粗利益率を下げる)という戦略です。

売上を上げる手法は、「顧客数を増やす」戦術を立案・実行します。粗利益率を下げるには、高付加価値経営を実践します。

そう。これはブランディング戦略なのです。ブランディングに成功すれば、中小企業経営は「儲かる」ようになります。

なんだ?そういうことか…と簡単に思うなかれ。これは、とてもエネルギーや信念や、根気や団結力や絆や…いろいろな経営努力の要素が絡み合う、長期的な取り組みでのみ成功する究極の戦略といっても過言でありません。

そして、最も重要視すべき要素は「品質」であること。品質が伴わないブランディングは、はっきり言ってマヤカシです。

品質の正体は、企業努力や企業価値のこと。総合的な自社の「がんばり」なのです。ですから、がんばらない中小企業は儲からないのです。がんばり方を間違わないようしましょう。

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