点でなく線でなく、面で戦う経営戦略
経営戦略の基本的な考え方は、総合的な視野や考察をしていくことです。例えば、個人でなくチームで、一つの商品でなく複数商品で、など…。
つまり依存度を高めていくと、うまく行かなかった時のリスクが大きいのです。
また、短期的視野よりも中長期的視野に基づいた立案をしなければなりません。まさに、点でなく線でもなく、面で立案する思考が求められるのです。
中小企業経営の現場を達観してみると、経営戦略のリスクを感じてしまう場面が多々あります。
短絡的な経営戦略は、リスクが大きい。もちろんリスクなき施策に成功もありません。ただ、乾坤一擲という場面の経営戦略においても、様々な角度からのシミュレーションが重要なのです。
金融機関からの融資政策も、同じ考え方が成り立ちます。借入も多面的に検証が必要です。闇雲に「資金繰りが厳しくなったから」と言った理由で借りてしまうと、非常に危険です。
財務戦略も多面的に検証し、考察しましょう。資金繰りの悪化は、経営の体力を著しく奪っていきます。
人財育成や採用戦略も同様です。
不足しているからとか、今足りないからとかいう理由で採用してしまうとリスクが大きい。中長期的な視野で計画した採用・育成プランに基づいて、戦略を立案・実施します。
中小企業の各種経営戦略は、短期・思いつき・行き当たりばったりは絶対にタブーです。取り返しのつかない失敗を回避するためにも、多面的に考察し、実行していきましょう。
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