中小企業診断士の実際 〜診断士に求められるバランス・スキル
中小企業診断士が、名称独占の経営コンサルタント国家資格であると考えた場合、「国家が認めた知識とスキル」を擁したプロであることが定義されます。
様々な方面で、中小企業診断士が現場で力を発揮するフィールドは広がっています。
また、クライアントである中小零細企業は問題・課題の連続です。その課題を解決する支援がミッションの診断士。
これからますます、活躍の場は拡大するはずです。
まさに、中小企業診断士の仕事は”無限”なのです。
さて、中小企業診断士の究極は”町医者漢方医”であることは、変わらぬ主張です。
であるならば、中小企業のあらゆる課題に即時に対応できる「ゼネラリスト」でなければなりません。
つまり、経営の各課題に精通した「現場型」のスキルが必要です。
戦略・マーケティング、財務・会計、オペレーション(運営)、企業法務知識…。
現場型の…の意味は、ある程度(現場で応急対応できるくらい)の、と言う意味です。
けっして、税理士に負けないような財務・会計知識が必要な訳ではない。弁護士に負けない法務知識も必要ない…訳です。
ディープなソリューションが必要な場合は、ネットワークを駆使して支援すればいいのです。
クライアントが中小企業診断士に求めていることは、「現場で即解決する方策・戦略を寄り添って支援してくれること」です。
ある一定の分野に特化した専門知識よりも、広く浅くさまざまな知識・スキルを有する方が、現場型の中小企業診断士は喜ばれます。
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