中小企業診断士の実際 〜現地現場を現時で取材する
中小企業診断士を生業としている方々の中には、先生としてセミナーの講師を務める方々、公的な業務(委託業務)を中心に活躍している方々、商工会議所などの専門家派遣を中心に収入を確保している方々…さまざまなタイプがいらっしゃいます。
理想的なのは、顧問契約のクライアントを定期的に現地訪問支援し、顧問フィーをいただくことです。
顧問契約でクライアントを支援するようになるポイントに、取材力というものがあります。
取材というもの…実は中小企業診断士としての生命線です。
現地現場で現時の事実を確認する…これが取材というものです。
インターネットや、マスコミ記事だけで取材などできるはずもありません。
例えば、コンサルタントがフレームワークとして多用するSWOT分析。
特にSWOTのSW(ストロング、ウィーク)ポイントフレームに書き込むべき分析要因の事実も、現場取材からしか生まれないのです。
取材は、クライアントの内部事情(経営状態)に肉薄(体を張って迫る)することです。
これは、ベンチマーク取材や競合先取材などにも通じる手法であり、手間暇かけたハンドメイドコンサルティングの根幹なのです。
取材は、デジカメやメモ帳などのツールも大切ですが、最も大切なツールは「問題意識を磨き上げたコンサルタントの五感である」ことはいうまでもありません。
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